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いつ起きてもおかしくない「巨大地震」や「集中豪雨による水害」。
正しい備えはできていますか?
2024年8月8日に起きた宮崎県での震度6弱の影響により「南海トラフ地震の想定震源域で大規模地震への注意を呼びかける臨時情報」が政府より発表されました。
また、石川県の能登では2024年1月1日に起きた能登半島沖地震に続き、2024年9月に豪雨による水害が発生し、多くの人が命を落としています。
これらの災害から防災意識が高まった方もいるでしょう。はたまた、「自分は大丈夫」と思い込んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで、本記事では、筆者の東日本大震災被災時の経験談にも触れながら、災害時に「本当に必要な防災グッズ」をご紹介します。
目次
1 マンション・戸建ての災害時の注意点
マンションと戸建てでは、震災時の被害に違いがあります。
それぞれの建物の特徴や注意すべきポイントを解説します。
マンションの場合
まずは、マンションについてご説明します。
マンションは上階に行くほど揺れが大きくなり、室内の被害が大きくなる
マンションで地震が発生すると、低層階よりも高層階が揺れが幅が大きくなります。また、揺れの時間も実際の地震の揺れよりも長く続きます。
そのため、マンションでは家具を固定し、被害を最小限に抑える工夫が必要です。
筆者の経験談になりますが、水槽は地震時に非常に危険です。水のはった水槽が床に落ちてしまうと、室内が水浸しになり、ガラス片が散乱します。
日頃からいつ地震が起きても安全な暮らしができるように、家具などの防災対策をしておくことが重要です。
在宅避難になるケースが多い
避難所は、地震により自宅に住めなくなった人や建物が倒壊する危険のある戸建てやアパート住まいの人が優先的に利用します。
そのためマンションの場合は、在宅避難になるケースが多いです。
停電が発生すると、エレベーターが使用できなくなり、高層階の住人は簡単に外に行き来することができなくなります。
これを「高層階難民」と呼び、過酷な在宅避難生活を送ることになります。マンション住民は十分な備蓄を備えることが、非常に重要です。
停電した場合、水道とエレベーターが使用不可
マンションで地震により停電が起きると、エレベーターが止まるだけでなく、水道も止まります。
戸建てと違いマンションは電気で水を汲み上げているため、断水が発生します。
エレベーターに閉じ込められる可能性がある
2009年9月以降に着工したエレベーターであれば、地震の初期微動を感知し、最寄りの階に自動的に停止する「地震時管制運転」が備えられています。
しかし、古いマンションの場合、階と階の間に止まったり扉が開かないなどで、エレベーター内に閉じ込められる可能性があります。
地震が発生した際には、すべての階のボタンを押し、エレベーターを最寄りの階に停止させましょう。
エレベーター内に閉じ込められてしまった場合は、非常ボタンを押して外部に救助を要請してください。
焦らず適切な対応を心がけましょう。
水道管が損傷しているケースがあるので、水が使えてもトイレは使用不可
地震によりマンション内の排水管が損傷している可能性があるため、トイレを使用することができません。
仮に電力・水が使えたとしてもトイレの使用は控えましょう。
マンションは多くの住戸が共用の配管を使用しているため、損傷した配管から汚水が他の部屋に流れてしまったり、汚水が逆流してくるケースがあります。
すべての安全点検が完了するまでトイレの使用は控えなければいけません。
防災グッズを収納するスペースが少なく、置き場に困る
マンションはスペースの関係上、防災グッズの収納方法や収納場所に困るケースがあります。
十分なスペースがない場合は、防災用具を分散させて各部屋に収納しておきましょう。
非常持ち出し袋は、いつでも持ち出しやすいように玄関先に用意する必要がありますが、特定の備蓄品は一つにまとめておく必要はありません。
例えば、カセットコンロは日頃使うキッチンに、飲料水や簡易トイレは寝室になど、分散することでスペースを確保できます。
地震が発生した際に、扉が歪み開かなくなることも予想されるため、一つの場所に全てを収納することはリスキーです。
備蓄品の分散は、非常時に使用できる有効な方法です。
また、この防災用品を分散する方法は、万が一の場合に使用する防災グッズをすっきりおしゃれに収納できる方法でもあります。
お部屋になじむ収納ボックスに収納したり、収納スツールを利用して日頃はベンチや椅子に使えるような収納もあります。
マンションの損傷復旧に管理組合が揉める
地震対策を十分にされているマンションは多くありますが、建物被害の復旧を円滑に進めるための管理や対策が不十分で管理組合が揉めるケースがあります。
地震保険が支払われずに揉めたり、住人からの修繕工事の催促など、トラブルが発生することがあります。
戸建ての場合
続いては、戸建てについてご説明します。
戸建ては、マンションより倒壊するリスクが高い
耐震性のない家やメンテナンスの行き届いていない戸建ては、マンションよりも倒壊しやすいです。
また、屋根が重い戸建ては倒壊しやすい傾向があります。代表的なものが「瓦屋根」です。
避難所の利用が必要になるケースが多い
マンションよりも倒壊するリスクの高い戸建ては、避難所を利用するケースが多いです。
避難所は、ある程度の備蓄がされており、食料品や毛布など受け取れ、最低限の生活ができるメリットがありますが、多くの避難所は1人約1畳程度のスペースしか確保できません。他人と近距離で生活するため、プライバシーの確保が難しいです。
また、衛生面の問題もあり、記憶に新しい能登半島沖地震の避難所では感染症が蔓延するケースが見られました。
避難所に頼らず在宅避難を希望する場合は、耐震性のある家の購入や日頃のメンテナンスを怠らないことが重要です。
このように震災時には、住まいによって特徴と注意すべき点が異なります。
次に、水害時のマンション・戸建てそれぞれの注意点をご紹介します。
※地震で被災したら住宅ローンがどうなるのか気になる方もいるかもしれません。詳しくはこちらの記事で解説しています。ぜひご一読ください。
2 マンション・戸建ての水害時の注意点
最初に、水害について詳しくご説明します。水害には2種類の原因があります。
水害の原因
水害の原因には、川が決壊して川の水が街の中に溢れてしまう「外水氾濫」と、下水が氾濫する「内水氾濫」があります。
「外水氾濫」は、ハザードマップを確認してマイホームを購入すれば、ある程度はリスクを回避できます。
さらに地震のように突如起こるものでないため、川の氾濫注意情報を元に、被害が起きる前に事前に避難することができます。
しかし、近年は川の氾濫ではなく、豪雨によりマンホールなどから下水が溢れて被害が起きる「内水氾濫」が増えています。
都心では、水を吸収しないアスファルトで地面が覆われていることから、排水処理能力を超えるほどの雨量に対応できず「都市型水害」が頻発しています。
ハザードマップ上で安全な土地であっても、水害に対し防災意識を持つことが重要です。
このような水害が発生した際に、マンションと戸建てでは被害に違いがあります。
それぞれの建物の特徴や注意すべきポイントを解説します。
マンションの特徴
まずは、マンションについてご説明します。
1階や地下に設備された電気・排水設備が水没するとアウト
都内のマンションは余裕のない狭小敷地に建物を建設するため、住戸以外のものは1階や地下に設けることが通常です。
そのため、豪雨により洪水が発生し、1階や地下にその水が流れ込むと、簡単にマンションは機能不全になります。
汚水の逆流
マンションが浸水した場合、汚水を排出する管に水が入り込み、流れる場所がなくなることで下層階のトイレから汚水が逆流します。
浸水時には、浸水の被害のない高層階であってもトイレの使用は控えなければいけません。
震災時と同様に、電気が止まると不自由な生活
マンションは電力を使用して機能しているため、トイレは使用不可・エレベーターの停止・水が止まることになります。
震災時と同様に、高層階に住む人は特に過酷な避難生活となります。
排水溝のつまりでベランダから浸水
2階以上の部屋であっても。排水溝の詰まりからベランダに入った雨水が排水されず、室内に流れ込むことがあります。
床上浸水を避けるために、日ごろから排水溝のつまりを取り除くようにメンテナンスする必要があります。
地下ピットの機械式駐車場で車が水没する
都内のマンションでは、敷地が狭いことから平面駐車場ではなく、機械式駐車場を設備していることが多いです。
その中でも「地下ピット式」の機械式駐車場では、豪雨により排水機能が追いつかず、地下に駐車している車が沈没するケースがあります。
戸建ての特徴
次に、戸建てについてご説明します。
床下浸水・床上浸水するリスクが高い
戸建ては、マンションよりも圧倒的に浸水するリスクが高いです。
高台に購入したとしても、周辺よりも低い土地では浸水するリスクがあります。
浸水深0.5mで1階部分が床上浸水し、〜3.0mで2階の床面が浸水する可能性が目安となっています。
家の中にある家財はすべて水没し、被害額は相当な額になります。
また、浸水後は家屋の劣化が早まることがあり、最悪の場合は転居を余儀なくされるケースがあります。
立地によっては土砂崩れに巻き込まれる
戸建ては、傾斜の土地から眺める見晴らしの良さや、自然豊かな立地が人気です。
しかし、近年の集中豪雨により周辺の土砂が崩れ、家ごと流される被害が多発しています。
土砂崩れは命の危機であり、家や土地の価値も下落します。
マンションと同様に、汚水が逆流する
マンションと同様に、家が浸水することで汚水が逆流してきます。
マンションのように高層階住宅ではないため、生活圏としている1階や2階が被害を受けます。
このように水害時にも、マンションと戸建てでは特徴と注意すべき点が異なります。
では、このような災害から身を守るため、どのような防災用品を準備すればよいのか、次の項でチェックしていきましょう。
3 【非常用持ち出し袋】本当に必要な防災グッズリスト
続いて、家屋の倒壊の危険や津波、豪雨での水害から命を守るため、避難時に重要な「非常用持ち出し袋」を紹介します。
本記事をご覧いただいている方の中には、人気の湾岸エリアにマイホームを検討中の方もいるでしょう。
埋立地に住まいを持つということは、液状化のリスクも高いということです。
何を持って逃げれば良いか、土壇場では考えられません。
日頃から安全な避難場所と避難ルートを確認し、「自宅を素早く飛び出すため」に非常用持ち出し袋を準備しておきましょう。
非常用持ち出し袋チェックリスト | |
---|---|
貴重品 | ● 現金(小銭を多めに準備) ● 通帳 ● 印鑑 ● 保険証 ● 免許証 ● マイナンバーカード ● パスポート ● 年金手帳 ● 緊急連絡先リスト ● 保険関係連絡先リスト |
飲食物 | ● 飲料水(最低3日分) ● 非常食(最低3日分) |
医薬品 | ● 常用薬 ● お薬手帳 ● 救急セット |
衛星用品 | ● マスク ● ティッシュ ● ビニール袋 ● 生理用品 |
衣料品 | ● 軍手 ● 衣類、下着 ● タオル |
その他 | ● 携帯電話 ● 携帯充電器 ● モバイルバッテリー ● 防災ずきん、ヘルメット ● ライター ● 携帯ラジオ ● サバイバルシート ● 雨具 |
ご家族に小さなお子様がいらっしゃる場合は、こちらを追加してご準備ください。
乳幼児向けリスト | |
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飲食物 | ● 哺乳瓶 ● ミルク ● 離乳食 |
衛生用品 | ● オムツ ● おしりふき |
衣料品 | ● 衣類 |
ペットを飼われていらっしゃる場合は、こちらを追加してご準備ください。
ペット向けリスト | |
---|---|
飲食物 | ● 飲料水 ● ペットフード ● 食器 |
衛生用品 | ● トイレ用品 |
その他 | ● キャリーバックやケージ ● 首輪、リード ● 常用薬 ● ワクチン証明書等 |
※避難所がペットを引き受け可としているか事前に確認しておきましょう。引き受け不可の場合は、一時預かり場所を探しておくことをおすすめします。
非常用持ち出し袋の注意点
ただ必要なものを詰め込むだけでは、避難時に支障をきたします。
下記に気を付けて防災グッズを準備しましょう。
防災グッズを軽量化する
あれもこれも必要と、ついつい防災用品が多くなってしまっては、素早く飛び出して逃げることができません。
荷物は「背負って走れる重さ」にまとめることが重要です。
重さにして、成人男性の場合「約10キロ前後」、成人女性の場合「約5キロ前後」を目安に準備をしましょう。
必要最低限の防災用品を厳選するのも良いですが、荷物を軽量化することも一つの手です。
缶詰よりも重さの軽い飲食物に代替えしたり、小型のものを用意するなどして荷物を軽くすると良いでしょう。
災害発生に家族全員が自宅にいるとは限らない
また、地震や集中豪雨などの災害が起きるのは、家族が全員揃っている時間帯とは限りません。一人暮らしの方もいるでしょう。
準備した防災グッズに優先順位をつけておくことをおすすめします。
地震発生時に家族全員が揃っていることを想定する場合には、誰が何を背負って逃げるかを決めておき、スムーズに逃げられるようにしましょう。
4 在宅避難のために必要な備蓄品リスト
一度避難した後に、自宅に戻り避難生活を送る方もいます。
ライフラインが途絶えてしまった時に備え、最低でも3日間~7日間は自給できるように、日頃から備蓄品を準備しておきましょう。
備蓄品チェックリスト | |
---|---|
飲食物 | ● 飲料水(大人1人につき1日3リットルを最低でも3日分) |
食品関係 | ● 保存食 ● 調味料 ● ローリングストック食品※ ● ラップ ● 割りばし ● スプーン ● 紙皿、紙コップ ● カセットコンロ ● カセットコンロ用ボンベ ● 固形燃料 ● ミルク、離乳食 ● ペットフード |
衛生用品 | ● 簡易トイレ(マンションの場合は多めに準備が必要) ● トイレットペーパー ● ティッシュペーパー ● ゴミ袋、ビニール袋 ● 生理用品 ● オムツ ● ウェットティッシュ ● おしりふき ● ボディシート ● ドライシャンプー |
家電用品 | ● 携帯電話充電器 ● モバイルバッテリー ● ラジオ ● 懐中電灯 ● 予備の電池 ● らんたん ● ろうそく |
その他 | ● ビニールシート ● カイロ ● 防寒具 ● ガムテープ ● クーラーボックス ● マッチ棒、チャッカマン ● ペット関係用品 |
※ローリングストックとは、普段から少し多めに食材や日持ちする加工品を購入し、食べたら食べた分を買い足して置く方法です。常に一定量の食料を家に備蓄しておくことができます。保存食の場合の「いつの間にか消費期限が過ぎて、いざという時に食べることができない」といったことを回避しやすいです。
次に、液状化が懸念されるエリアの気になるマンション相場価格をご紹介します。
5 液状化の懸念があるエリアのマンション相場価格
マンションを資産とお考えの方は、震災リスクと資産性を考慮しながら購入を検討しているのではないでしょうか?
そんな方のために、ここからは液状化の懸念があるエリアのマンション相場価格をご紹介します。
千葉県浦安市の中古マンション値上がり率と価格
一度液状化被害のあったエリアに立地するマンションの資産価値が気になる方は多いことでしょう。
ここでは、例として、東日本大震災で液状化被害を受けた千葉県浦安市のマンションをご紹介します。
浦安市は、大規模な液状化被害により一時人気が低迷しました。
しかし、住み心地の良い人気エリアであることから、現在は復興を果たし、マンションの資産価値も取り戻しています。
浦安市に現在存在する中古マンションの値上がり率の平均は26%となっており、マイナスではなく、値上がりしていることが数値からも確認できます。
下記が、浦安市で人気の中古マンションの値上がり率と相場です。
マンション名 | 中古適正価格 (70㎡) |
値上がり率 | 竣工年 | 徒歩分 |
---|---|---|---|---|
エアレジデンス新浦安 | 9,310万円 | XXXX% | 2003年8月 | 徒歩2分 |
イニシア浦安グランフィールズ | 6,720万円 | XXXX% | 2015年2月 | 徒歩5分 |
イニシア浦安北栄 | 6,720万円 | XXXX% | 2015年4月 | 徒歩10分 |
イニシア浦安グランプレイス | 6,720万円 | XXXX% | 2018年8月 | 徒歩7分 |
QUWON(クオン)新浦安 | 6,580万円 | XXXX% | 2018年8月 | 徒歩15分 |
※2024年10月2日時点の価格情報となります。
中古時価は市況により変動します。最新の数値を確認したい方は物件名をクリックし、物件詳細ページにてご確認ください。
※一部数値は会員限定公開となります。
(無料会員登録・ログインで数値が表示されます)
都内の人気エリア「湾岸エリア」の値上がり率と価格
次に、東京都内の、液状化・津波被害が懸念される湾岸エリアの値上がり率と価格をご紹介します。
東京都建設局の「東京の液状化予測図」と国土交通省の「南海トラフ巨大地震等による東京の被害想定」によると、東京湾に面するエリアの被害が起きると予測されています。
しかし、都内の「湾岸エリア」のマンションは非常に人気があり、現在も多くの再開発により高層マンションが建ち続けています。
例として、ここでは人気の湾岸エリアである月島エリアの中古マンションの値上がり率と相場をご紹介します。
マンション名 | 中古適正価格 (70㎡) |
値上がり率 | 竣工年 | 徒歩分 |
---|---|---|---|---|
MID TOWER GRAND | 14,210万円 | XXXX% | 2020年10月 | 徒歩2分 |
キャピタルゲートプレイス | 14,070万円 | XXXX% | 2015年7月 | 徒歩1分 |
センチュリーパークタワー | 12,040万円 | XXXX% | 1999年3月 | 徒歩8分 |
プレミスト月島 | 11,620万円 | XXXX% | 2021年1月 | 徒歩3分 |
パークタワー晴海 | 11,340万円 | XXXX% | 2019年2月 | 徒歩12分 |
※2024年10月2日時点の価格情報となります。
中古時価は市況により変動します。最新の数値を確認したい方は物件名をクリックし、物件詳細ページにてご確認ください。
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6 筆者の東日本大震災の被災体験
ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
最後に、筆者の「東日本大震災」被災時の体験談をお話します。被災時対応のご参考にしていただけると幸いです。
筆者被災ケース
- ● 地震名:3/11 東日本大震災
- ● 震度:震度6強
- ● 地区:宮城県仙台市福室地区
- ● 住戸:賃貸アパート
- ● 地震発生時の状況:母と2歳の子供のみ自宅、父は職場
- ● 避難先:避難所に数日滞在、その後はアパートに戻り生活
- ● 地震発生後のライフライン:電気とガスの供給ストップ、水道のみ使用可
- ● 防災の備え:カセットコンロ、食料の確保が数日分程度
都市ガスはプロパンガスより復旧が遅い
プロパンガスが比較的復旧が早いです。しかし、都市ガスは復旧が遅く、筆者の場合、約2週間入浴できない日々が続きました。
身体を清潔に保つためにも、ガスの早期復旧を望む方はプロパンガスの住宅がおすすめです。
※但し、プロパンガスは都市ガスに比べ費用が割高な場合が多いです
子どもの栄養の偏った食事への不安
スーパーは地域住民のために、なるべく早く復旧しようと頑張ってくれます。
当時は、地震発生から約1週間後には、水・食べ物などの商品を片隅に集め、店内の一部を開店してくれました。
しかし、開店情報は近隣住民の噂から聞きつける以外に情報は入りません。
開店前の何時間も前から行列に並ばない限り、売れ残っているのは菓子類だけです。
大人なら多少空腹でも辛抱できますが、子供にとってそれは酷です。
小さいなお子さんをお持ちの方は、防災グッズの中に子どもの栄養が取れるような食品を準備することをおすすめします。
自動車の給油はできない
室内にいては危険と感じるほどの揺れが何度も続くため、車内で生活する人も多々いました。
ペットを飼われている場合、避難所に動物を入れることができないため、車内で避難生活を送る方もいました。
しかし、巨大地震後のガソリンは給油不可です。
ガソリンスタンドが復旧するまでは、しばらく時間がかかります。
日頃からガソリンは満タンにしておくことをおすすめします。
停電が続いても、夏場には涼む場所となり、冬場には暖が取れます。
停電による暗闇が続き精神的に堪えましたが、我が家は幸い水道が使用できたため、自宅で何とか過ごすことができました。
断水すると生活はさらに過酷になります。
マンションでは在宅避難する方が多くなるでしょう。日頃の備えが非常に重要です。
7 まとめ
本記事では、災害時に本当に必要な防災グッズをご紹介しました。
巨大地震や集中豪雨による災害は日本のどこで起きてもおかしくありません。「自分は大丈夫」と過信せず、自分と大切な家族の命を守るため事前の準備を必ずしておきましょう。
マイホーム購入をご検討中の方は、災害リスクとマンションの資産価値を天秤にかけながら物件をお探しのことでしょう。
マンションは、水害時の垂直避難が可能であり、震災時に倒壊リスクが少ないメリットがあります。
また、万が一震災にあっても、浦安市のように立地が良ければ、被害後数年経過しても資産性が維持されることが予想されます。
購入を検討の際は、道路よりも低くないエントランスの物件を選び、地下や1階が浸水するリスクを回避しましょう。
マンション購入は、災害リスクの少ない立地に加え、資産性の高いマンションを購入することがベストケースです。
残念ながら、戸建ては倒壊リスクや水害リスクがマンションに比べると高いです。
但し対策を施す事でリスクを低減する事が出来ます。その為、もし可能であれば、3階建て等の高さを求め、災害に強い資材や商品を活用した災害に強い家を選ぶことがベストケースです。
また、既存の戸建てであれば、防蟻防腐処理や耐震リフォーム等を行い防災力を高めることも有効です。
このような災害の懸念だけでなく、近年は物価高や金利上昇、マンション価格高騰といった不安要素が多くあるご時世なので、購入に踏み切るには勇気がいりますよね。
分譲マンション購入で後悔しないためには、より一層の情報収集が重要です。
とはいえ、どうすれば良いか分からないという方も多いでしょう。
そんな方におすすめしたいのが、当サイト住まいサーフィン代表の沖有人が過去に出演した動画メディアです。ぜひご覧ください。
▼PIVOT 5年後、都心のマンションはどれだけ値上がりするのか?
▼NewsPicks プロだけが知る「令和の不動産売買」【沖有人vs中山登志朗】
さて、ここで皆様に質問です。
初めてのマンション購入で一番注意すべきことは何かご存じでしょうか?
デザイン?
間取り?
周辺環境?
価格?
すべてマイホームにおいて大事な要素なので、重視すべきこととしては正しいです。
ですが一番注意すべきことは、家の資産価値となります。
資産価値って、お金や資産を持っている人だけが考える事でしょ?
今はとにかく、子育てに時間とお金を取られて、生活するだけで精一杯。
資産価値なんて考える余裕もない。
なるべく身の丈にあった、安価なマイホームを買うつもり。
このように考えていないでしょうか?
詳しい理由はこちらの記事をご覧いただきたいのですが、「資産価値」を重視した住まい選びは、儲け話ではなく、「将来の安心」や「万が一の備え」になります。
資産価値を重視した住まい選び=「儲ける・購入時より値上がりする」など資産を増やすため、という考え方が一般に浸透しています。
しかし、資産価値とは増やすためだけのものではありません。
資産価値がある家は「損しない・値下がりしづらい・負債にならない」といった面があり、リスクヘッジになります。
そのため、多くの予算を持たず、リスクを取れない大多数の自宅購入検討者こそ、リスクヘッジのために「資産価値」を重視すべきなのです。
将来のリスクとしては、このようなことが挙げられます。
家を購入してから数年後、こんなことが起きるかも・・
- ● 景気悪化による給与減額・解雇等、金銭面の悪化
- ●自然災害による被災
- ● 海外赴任・転勤・交通事故・離婚・結婚・出産等の環境面の変化
- ● 子供のいじめ・近隣との騒音トラブル等の外的要因
上記はほんの一例ですが、これらはいつ誰にでも起こり得ることです。
そして、そんなときにはこのような対応策を取ることになるでしょう。
- ● 自宅を売却しローン残債を完済し、別の住居へ住み替える
- ● 賃貸に出す場合は、金利が高い賃貸ローンに借り換えするか、住宅ローンを全額返済する
上記をいつでも実施出来れば、万が一の場合でも怖くありません。
しかし、資産価値がないマンションを購入してしまうと、こんな事態になってしまうかもしれません。
- ● 自宅を売却したくてもローン残債より売却額の方が低く、住み替えできない
- ● 賃貸に出したいけど、賃貸ローン(不動産投資ローン)だと収支がマイナスになる
このように、資産価値がないマンションにすると、いざというときに行き詰まってしまうかもしれません。
つまり、どのような方であっても、資産価値の高いマンション購入が重要なのです。
しかし、資産価値の高いマンションはどうやって見つけるのでしょうか。
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