分譲マンションの購入環境の3大要素は①分譲価格、②金利水準、③税制となる。
①は販売現場に行くと安くなってきていて、今後本格的に価格調整されることだろう。
②は依然としてかなり低い水準で安定している。
③は未曾有の控除枠拡大となっている。
こうなると、①の調整が進むことで、購入環境はかなり好転していくことになる。
最近、業界新聞ではモデルルーム来場者が増えているという見出しが躍っている。
実際、1月以降税制を当て込んだ購入予定者が増えている。
市況に底打ち感が見えてくると、販売側・購入側が落ち着いて商談できる環境が整う。
物件毎に置かれた状況が違うものの、少しずつそうした物件が増えてきたのも事実なので、購入者側も物件の裏事情の見極めが重要になってきたと言えそうだ。
[第189号]09年の購入環境(2/16)
2009年02月16日