以前から書いてきて、ダイヤモンド誌などでも特集された値引き販売は3月末の決算を前にして、駆け込むにはもう遅い状況になりつつあります。
値引き期待の話しは4月以降は難しく、また通常の販売スタンスに戻るものと思われます。
ゴールデンウィークには新たな物件も出てきて、最初から価格がこなれた状態になることも想定されます。
再販物件も売れ残りの魅力不足の物件が多く、これも一過性のものとなるでしょう。
宴は長くは続かないものです。
価格調整が急速に進んだこともあって、今後はマーケットが正常に戻ってくれることを私は願っています。
なぜなら、安く買えた人も今後更なる下落局面を迎えるようでは、安く買えた意味がありません。
不動産価格の乱高下は売主も販売会社も施工会社も金融機関も買主にとっても、あまり望ましいものではありません。
今は冷静に市場が安定することが最良なので、宴を引きずらずに落ち着いた対処を求めたいものです。
[第191号]値引き販売ひと段落(3/16)
2009年03月16日