今年のテーマ「資産インフレ」にうまく対応するために、入居時期をテーマにコラムを書きます。
入居時期を早めるメリットの1つは、入居までの賃料支払いの累計額が減ることです。
デフレの際には、早く販売する方が高値で売れたので、入居時期が2年以上先と言う物件もかなりありました。
賃料10万円で住んでいた方が2年後入居の物件を購入すると、240万円の支払いが確定します。賃料15万円なら360万円で、1ランク上の住戸が買えるようになります。
ですので、竣工時期・入居時期は近い方がお得感があります。
もうひとつは、金利先高感から比較的低い金利で借りられる確率が高まることが挙げられます。
適用金利は購入を決断した時ではなく、入居直前となるので、購入判断時の返済シミュレーションは仮のものでしかありません。
決して急かす訳ではないのですが、入居時期の異なる物件を賃料と金利を加味して比較することは賢明な判断方法として実行されることをお勧めします。
[第76号]入居時期を早める2つの意味(5/9)
2006年05月09日