「地ぐらい」という隠語がある。不動産業界ではよく使われる言葉だ。
大震災後の不動産市場はエリア毎の斑模様となった。
液状化、ホットスポット、標高差、地盤…がピンポイントに価値を変化させた。
「皆さんは不動産広告を見る際、どこを最初に見ますか?」
私はピンポイントに場所がどこか地図を見る。
そして「あそこかぁ」と思い浮かべた後に「いいねぇ」もあるけど、「あり得ないっ」もある。
1ブロックの違いが大きな優劣を生んでいると認識した方がいい。
調べるならば、路線価を見て欲しい。但し、この路線価は震災前の評価基準なので、現地で追加調査が必要である。
「地ぐらい」が納得できるか、熟慮熟考を促したい。
[第295号]地ぐらい再考(8/23)
2011年08月23日