沖有人のコラム 不定期
沖 有人

[第257号]規模による流動性の違い(8/24)

2010年08月24日

先日、マンションを30棟ほど見て廻ることになって、改めて感じたことがある。
マンションの価格は立地と専有面積でほぼほぼ決まるが、現地で評価する項目として向き・道路付け、そして規模感などがある。

今回は規模感の話しで、結論から言うと規模感が大きいほど第一印象がいい。
これは中古となった際の価格差に表れ、大規模やタワー物件は中古価格が高く維持されることはこれまでも住まいサーフィンでも何度となく証明してきた。
「規模感」と言っているのは、単なる規模(総戸数)ではなく、存在感のあるたたずまいとか、タワーや高台にあることのランドマーク性も意味している。

マンションには戸建にはない大きさがある。
東京スカイツリーを思い浮かべると分かり易いかもしれないが、その大きさは人間のスケール感を矮小化させるほどのものであれば、なぜか一目置くような感情になってしまう。

大規模マンションのメリット・デメリットはあるが、資産の価値が保たれ、流動性の高さ(売却し易さ)があることは購入判断の1つとして頂きたい。

この記事の編集者

沖 有人

住まいサーフィンを運営するスタイルアクト株式会社代表取締役。 マンションに関連するベストセラー作家。テレビ出演多数。マンション購入の動画講座を無料公開している。

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