先日、スルガコーポレーションが民事再生になりましたが、裏社会との関係が発覚すると金融機関の融資が止まるために、この件に関連していた企業は近いうちに皆行き詰ることになるのは必至ですので、購入者側としては充分な注意をした方がいいです。
また、マンション事業者の格下げが相次いでいますが、新興のデベロッパーで最近急成長した企業には注意を要します。利益を飛ばしてでも値下げ販売ができるのはいい方で、それもできないような企業は在庫を残して破綻する可能性があります。
こうした企業の物件を購入する際のリスクは瑕疵担保責任が充分に取られないことや資産価値の低下(破綻企業の物件は物件名で分かる)があります。
そう考えると、財閥系の物件の方が安心という、耐震偽装と同じようなマインドになってくることが予想され、そうした考えが必要以上に加速することになるでしょう。
[第161号]新興系破綻企業の増加(7/3)
2008年07月03日