「マンション」と一口に言っても、実はも色々な種類があります。今回はマンションの種類について考えてみましょう。
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マンションでよく聞く、「分譲マンション」「賃貸マンション」の違いは何なのでしょうか?
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「分譲マンション」「賃貸マンション」の違いは?
良く耳にする「分譲マンション」「賃貸マンション」、その違いは何なのでしょう。
「101号室を5000万円で販売します!」のように、部屋単位で所有権が売買されるマンションを「分譲マンション」と呼びます。
それに対して「賃貸マンション」とは、「101号室を毎月10万円の家賃で貸します!」と部屋単位で賃貸されるマンションのことを言います。
言い換えると、「分譲マンションとは自分が住むために買うマンション(実需)」で、「賃貸マンションとは人に貸すためのマンション(投資)」と言ってもいいでしょう。
一般的に分譲マンションの方が設備が充実しています。そこに住んでいる人達が自分達の欲しい設備を用意しているので、ジムやゲストルーム、豪華なものになるとプールがある場合もあります。
それに対して、賃貸マンションは人に貸すためのマンションですから、なるべく早く投資した資金を回収するために、限られた設備になることが多くなります。「分譲賃貸マンション」「アバート」とは?
また、分譲賃貸マンションというものもあります。「分譲マンションを買った人が、何らかの理由で自分が住めなくなり、賃貸に出した部屋」を指します。元々は分譲マンション仕様なので、設備が充実している事が多くなります。ただ、その分、家賃も高くなります。
「買ったら1億円する部屋に、月々数十万円で住む事が出来る」と、断然得だと考える人もいますから、そこは人それぞれということになりそうです。
また、「最初から人に貸す事を前提に作られた分譲マンション」もあります。投資目的の1Rマンションなどです。その場合は特に設備は分譲仕様ではないので、「分譲賃貸マンション」と言われてもあまりゴージャス感が感じられないケースが多いようです。
一方、アパートは投資目的の分譲アパートと言う言葉はありません。アパートは全て「賃貸アパート」ということになります。アパートも売買される事はありますが、その場合は棟単位、つまり建物丸ごとの取引が一般的です。
また、アパートは人に貸す投資目的で建物を作っているので、設備や構造にこだわっていることはなく、マンションに比べると構造や設備が劣るケースが多い、ということが言えます。 -
Author:いちご 先生 (住まいサーフィン編集部員)
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ファイナンシャル・プランナー1級、宅地建物取引士など