【資産価値の高い駅直結マンション】
駅近マンションの資産価値は高い。一般的にはそう言われる。周辺環境との兼ね合いもあり近ければ近いほど価値があるというわけでもないが、別格とも呼べるステータスを持つのが「駅直結マンション」だ。徒歩表示では「駅徒歩1分」となるが「駅前」ではなく「駅上」。このようなマンションは地域のランドマークとなりやすく「〇〇駅で探そう」とした場合に真っ先に選択肢に上がる。自ずと資産価値も高くなる。
【中津に二本の駅直結タワー】
住まいサーフィンの人気コンテンツの一つ「今、旬なマンション」で大阪市内のランキングを見て面白いことに気づいた。「200戸以上」のカテゴリーに同駅で徒歩1分物件が二つあるのだ(※2017/02/21時点)。公式サイトをみると、どちらのマンションも「駅直結」をうたっている。
一つは「ブランズタワー梅田 North」。東急不動産、住友商事、住友不動産の3社が売主となる地上50階建653戸のタワーマンションだ。先月の記事でも紹介した旧東洋ホテル跡地に建設される。
もう一方は「ザ・ファインタワー梅田豊崎」。事業主は京阪電気鉄道、京阪電鉄不動産、サンキョウホーム。地上45階建の312戸の免震タワー。こちらの広告コピーは「直結」だけではなく「直結・直上」。ちなみに両マンションの敷地は道路を挟んで向かい合っている。
「駅直結タワー」が駅前再開発でもないのに同駅で2本(?)同時に分譲されているという状況も面白いがそれが「梅田」駅の隣駅という至極利便性の高い立地であるのがまた興味深い。
【発展途上な中津】
中津は「梅田の隣」といえども実質的には梅田とも言える立地。両マンションの物件概要をみると、「ブランズタワー梅田 North」が阪急神戸線「梅田」駅徒歩7分、「ザ・ファインタワー梅田豊崎」が阪急「梅田」駅徒歩6分の表示。どちらのマンションも、最寄り駅こそ「中津」駅だが、十分「梅田」駅徒歩圏、むしろ駅近とも言える立地なのだ。
その「梅田徒歩圏」でも、中津界隈の属する北側エリアは、梅田北ヤードの再開発エリアに近く、成熟した南側(淀屋橋方面)とは環境がかなり異なる。悪く言えば未成熟で雑然とした街並み、よく言えば今後が楽しみな伸びしろのあるエリアだ。むしろ日々の生活においてはビジネス街である淀屋橋方面よりも個性的な飲食店などが多い中津方面の方が暮らしやすいと考える人もいるであろう。
都心から一駅、歩いて10分もかからない場所の高層タワー。キャピタルゲインの取れるマンションかもしれない。
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