価格の下落に伴い、売れ行きも薄日が射すようになり、金融機関からの融資も既に蛇口が開いた状態になっています。
こうなると、用地仕入れは熾烈を極め、高値掴みでないと落札できない状況となります。
分譲価格がようやく落ちてきたところで、今後出てくる物件はいつ仕入れたかで安いと思えるものもあれば、高いと思えるものもある、まだら模様が今しばらく続きます。
その後は緩やかに下がるのかと思っていたら、また再点火して、高騰の様相を呈しています。
デベロッパーは1年後に出てくる物件の価格がどうなるかは仕入れの状況から知っています。
一旦下がりかけたものも、先高が見込める状況では仕入れ済みの物件を割安に売る必要性はありません。
総じて物件価格が下がるという期待は裏切られ、価格が高原状態になる可能性が高くなっているということです。
待っていたら安くなることは無さそうなので、出てくる物件の価格を個別に見抜いて(運営者評価のグレードを参考に)、コストパフォーマンスの高い買い物となるように工夫されて下さい。
[第242号]価格先安感薄れる(4/7)
2010年04月07日