東日本大震災のマンションの震災被害は以下の結果が出ている。
www.kanrikyo.or.jp/news/data/hisaihoukoku20110921.pdf
これの3ページ目の表-3に東日本大震災と阪神・淡路大震災の比較があり、
東日本大震災では大破0%、中破0.09%と軽微であったのに対し、
直下型地震の阪神・淡路大震災は大破1.58%、中破2.05%で合計3.63%となる。
この結果は、直下型地震の影響は計り知れないが、想定している地震については耐えうると考えるのが普通だろう。
私の見解は、「マンションは地震に強い」というものである。
マンションは、建物が人命に影響を与えることはほとんどなく、
生きている間にたとえ数百年に一度の震災に見舞われるとしても、
その確率は非常に低い前提に立つべきであると考える。
また、見舞われるにしても、分譲マンションは他の建築物と比較しても
相対的に安全性が高い。
だからこそ、リスクを語るなら賃貸住宅に住み続けるよりも
購入を急ぐべきだとも思っている。
[第354号]「大震災にマンションは強かったか?」(8/14)
2012年08月14日