アベノミクスが始まって、まだ4か月しか経っていない。
インフレターゲットが不動産価格を上げることは容易に想像がつく。
しかし、それは頭で考えて想像している話で、実態は遅れるものだ。
3月までの報道は、胎動のような小さな動きを故意に大きく取り上げていた。
この時点で、マンションがいきなり売れるようになった訳ではなかった。
しかし、毎日「上げ上げ」の情報が流れ続けると、それが実態経済を動かしていく。
誇大広告のようなニュースは洗脳のように、人は正しいものと思い込み、動き始めた。
それはクチコミとなり、興味を抱き、足を運び、欲求に変わり、実行に移される。
その動きは4月に本格化し始めた。それは近日、プレス発表することにする。
この勢いは当分止められそうにないように思う。
資産インフレは「いつか来た道」であるが、お祭りと一緒で、参加しないリスクが高い。
このお祭りは、日銀総裁の任期である5年は続くことになる。
持家を取得するのであれば、ここで出遅れると、
少なくとも5年以上「買いたくても高くて買えない」状態になることを覚悟した方がいい。
不動産では駆け込みのタイミングで動くのは往々にして得策ではないが、5年は長い。
まずは、「5年間の家をどうするか?」家族会議を開くことをおススメする。
[第389号]「マスコミの影響力」
2013年04月22日