「土地のグランプリ」の座談会で高級住宅地の定義の1つに窓を額縁に見立てて、どんな景色(絵)が見えるかが重要だと話した。
単に土地を買うのなら不動産としての相場があるが、眺めには美術品のような相場があると考えてのことである。
その発言に感激された方から「絶景の土地を貴方みたいな方に譲りたい」と連絡を頂いたりした。紹介の通り素晴らしい土地だったが、オーシャンビューのその土地は多忙なビジネスマンにとっては使い道がないので、断念せざるを得なかった。
最近、私は引越したが(初めてマンションを買ってから2度目の引越し、「住まいサーフィン」している)、眺めが気に入ったことが転居の要因の1つになっている。
今の自分より少し背伸びした物件を購入するようにいつも指南しているが、何が見えるかは将来後悔しないようにワンランク上にすることを検討してみてはいかがだろうか。
[第125号]窓から見えるもの(7/3)
2007年07月03日