2008年はバブルの時以来の供給減少でしたが、09年は供給が増えると予測しています。
理由は以下の通りです。
①08年は07年6月の建築基準法改訂の影響で着工が少ない影響が色濃かったが、09年は最近の着工状況から物件供給が増えることが確実視される
②価格改定が進み、売れ行きは徐々に回復してきている
③3月までの竣工物件の在庫がはけると、春先から仕入れ値の低い物件供給が増え始め、需要がその分回復する
④ここ2年ほど価格が高くて買いたくても買えなかった層の潜在需要が団塊ジュニア世代を中心に溜まっている
⑤住宅ローン控除が未曾有の枠拡大となり、需要を一定量喚起する
物件が増えると、選択肢も広がり、比較ができるようになるので、購入者にとってはいいことです。
1990年代後半のデフレ期には価格低下に伴い、供給が増えたものです。
不景気ながら08年市場があまりに寂しかったので、09年は価格水準低下の中、購入に嬉々とする人が増えることを祈念しています。
[第188号]09年は供給増加(2/3)
2009年02月03日