最近の売れ行きの悪化が顕著であるところにきて、建築基準法改正に伴う着工減となっている。
売れ行きが鈍れば販売時期を遅らせることになり、着工減は販売延期の口実とするにはいかにも都合がいい。
購入者側からすると、物件の供給が減少することになり、選択肢が少なくなる。少し楽しみが減った感じだ。
この着工減の傾向は少し長引きそうな状況にある。これは構造計算のピアチェックなどの確認期間の長期化だけでなく、現在販売している物件の売れ行きから遅らせる傾向にあることが見え隠れするからである。
販売価格が踊り場から手頃感のある物件が出てきたことから、腰を据えてじっくり吟味するにはいい時期かもしれない。
[第140号]売れ行きと着工減(11/13)
2007年11月13日