震災以降、人の動きは変わった。
放射能問題・液状化・0m地帯・帰宅難民など複数の潜在化していた問題が顕在化した。
人口動態をきちんと調査すると、この傾向が明らかになる。
(きちんとやらないと分からないので、プロセスはこの場では書ききれないので控える)
結果は、城南が独り勝ちする。
城南の定義は、目黒・世田谷・渋谷・杉並・中野としている。
他のエリアは2011年下期(2011年10月~2012年3月)は前期比マイナスになる。
なぜそうなるかは上記の顕在化した問題がある地域を避けた結果である。
住宅地を消去法で考えた結果で、それが昔からの「地ぐらい」に相当する。
今は地ぐらいを再考するタイミングなのである。
人の流れが変わると、エリア内の不動産価格も変わる。
これは湾岸エリアの価格が上昇した過去の事実からすると想像に難くない。
だから、城南の物件価値はこれから今以上になる。
問題は、需要に応えるだけの供給があるかだが、それはあまり期待できない。
なぜなら、城南の用地情報価格が高騰し始めるから、分譲価格も高くなる。
価格が高くなると、買えるだけの予算を持ち合わせる需要層の数は限定的なため供給は短絡的に増やせない。
そこで城南で安心の住処を得たいと考えている方は、今のうちに中古を購入する方が得策だ。
立地を特定してから物件を探すなら、新築を待っていても棟数が絶対的に少な過ぎる。
中古を購入するならば、沖式時価で現在の相場をマンション毎に確認して欲しい。
損得勘定なしに資産形成を考えてはいけない。