2012年の沖式新築時価と実績価格との差で、割安物件ランキングを作成してみた。
ランキング 物件名 売主
1 プラウド九段南 野村不動産
2 プラウド南麻布 野村不動産、三井物産
3 クリオ東神田 明和地所
4 プラウドシティ稲毛海岸レジデンスII 野村不動産
5 オハナ平塚桃浜 野村不動産
6 ライオンズ千代田三崎町 大京
7 パークホームズ南麻布ザ・レジデンス 三井不動産レジデンシャル
8 シェフルール桜上水 松尾工務店、マツオプロパティー
9 パークホームズ南行徳サウスコート 三井不動産レジデンシャル
10 パークタワー西新宿エムズポート 三井不動産レジデンシャル
ランキングから言えることは、大手の方が割安物件の頻度が高いこと。
ベスト10に野村不動産と三井不動産レジデンシャルが6物件を占める。
ここでは、会員からの価格表をもらったものだけで序列したが、
その他の情報をかき集めると、三菱地所レジデンスと東急不動産も上位に並ぶ。
もちろん、ブランド力がある分、相場よりもやや高いが、ブランド相応の価値よりも安いのが、上のランキングである。
なぜこうなるかというと、用地仕入れの力の差は否めない。理由は2つある。
①大手は入札ではなく、売主と直接取引できる場合が多い
②2・7・10位は定借物件で、これも大手に優位な取引になる
沖式新築時価を始めて1年以上経つが、これから竣工物件が出始める。
そうなると、中古時価も判明し、新築時の割安度と中古時の騰落率がどうなるかが見ものである。
割安なものは、中古で値上がりするということになると、沖式時価の信憑性が高まる。
[第374号]「2012年割安物件ランキング」
2013年01月07日