私は住み替えがし易い物件を推奨している。
それは、住んだ後の長い人生において(50年ほど)、住み替えた方が合理的な時期が幾度と無く来ることを想定しているからである。これまでのご自分の半生でも一度も引越しをしていない人は少数ではないだろうか。
そうした前提においては、集合住宅で土地を所有することに執着するのは、得策ではないと考えている。
その理由は簡単だ。多くの方は購入時に元利金等の住宅ローンを組む。借入額が大きいほど、当初の金利負担が多いので、元本の減額が少なく、最終的に多額の金利を払っていることになる。購入の際に、土地に相当する額が無ければ分譲価格が安いだけでなく、金利負担もかなり軽減する訳だ。
都心の定期借地権タワー物件は、これまでにも神楽坂アインスタワー、銀座タワー(三菱地所)がある。どちらも非常に高い人気で分譲され、中古としても高い流通性を誇っている。
こうした稀少な都心タワー物件が、櫻井幸雄の通な物件選びで取り上げられているので、参考にして頂きたい。
[第25号]定期借地権のメリット(04/1/5)
2005年01月05日