今回の情報をリークしたルートは明らかにされていないが、業界関係者からのタレコミが考えられる。狙いはイーホームズの可能性が高いと推測している。
分譲マンション業界においては、ヒューザーの責任は非常に重い。それは業界全体への不信感を高めた反面、購入予定者にリスク管理の警鐘を鳴らしたという側面もある。問題は根深いので抜本的な解決を望みたいが、自己防衛のための情報入手や専門家のサービスの重要性が再認識されただろう。
今回の事件から、事実関係と過去の物件データからヒューザーの物件に関係した設計会社と施工会社の一覧を作成した。
https://www.sumai-surfin.com/top/huser.php
住まいサーフィンは過去のデータも継続掲載している。分譲マンション事業を「売り切ったら終わり」とする業界風習を良しとせず、継続的に売主の姿勢をチェックする機能の一助と考えている。
欠陥物件が実名公表されている物件だけにとどまるかは現時点で断定はできない。これからは、売主や施工会社だけでなく、設計事務所にも注意を払う必要がありそうで残念である。
[第56号]構造計算書偽造事件への対応(11/23)
2005年11月23日