分譲住宅の情報雑誌の中で独占的地位を占めていた「住宅情報スタイル(首都圏版)が発刊停止となる。
エリア別のフリーペーパーが残り、「都心に住む」は発行サイクルを短くする。
折込チラシと異なり、広域集客を得意としていた首都圏版情報誌の消滅の背景には、広告媒体としてのインターネットのシェア増大がある。
ネット上に情報が氾濫し、物件毎に評判が売れ行きを左右するようになる。
今後、売主サイドは顧客とのコミュニケーションの仕方がより重要になっていくであろう。
万人に完璧なマンションなどないし、百人百様の購入者側のニーズを最大公約数的に満たしていくマンションが人気を博すだろう。
物件の価値を正々堂々と顧客と語り合う時代が来るであろうと私は予測している。
住まいサーフィンは、そんな良質で建設的なコミュニケーションの場として、一翼を担いたいと考えている。
[第42号]住宅情報スタイルが発刊停止に思う
2005年07月18日