このタイトルは、住宅選びの基本だと思う。
賃料はアクセスで決まるので、川を挟んだ2駅は電車に乗る時間である2分の差しかつかない。
持家は地ぐらいで決まるので、川を挟んだ2駅はアドレス(例:東京都と他県)で差がつく。
持家の世帯人数が徐々に減る中で、DINKSやDEWKSが増え、職住近接が進んだ。
そうなると、分譲マンション価格は賃料に近づいていくことになる。
しかし、震災が起き、津波や液状化が問題視されると、地ぐらいが再び重視され始める。
このバランスを取る時期が来ている。
一方、高台の持家は居住者が高齢化することで、行動範囲を狭める。
買い物難民もこの一種である。
災害を避けるという意味では、5mでも高くなれば、ほぼ大丈夫だと私は考えている。
高ければいいという問題ではなく、将来を見据えて、自分なりの折衷案の落としどころを見つけた方がいい時期に来ている。
国土地理院の標高マップなら、駅と自宅などの標高調査が簡単にできます。
http://saigai.gsi.go.jp/2012demwork/checkheight/index.html
[第386号]「賃貸は低地に、持家は高台に」
2013年04月02日