分譲物件は通常の賃貸物件に対して設備などの仕様がいい。
だから、賃貸相場より高く貸せるはずだと思うのも無理はない。
しかし、実際はそうではない。
総じて、相場よりやや高いが、平均すると1~2%程度に過ぎない。
ほぼ相場並みだ。
賃料は立地と面積でほぼ決まってしまう。
仕様・構造・管理状態などは残念ながらほとんど効かない。
次に効くのは、階数(高い方がいい)なので、タワーは賃料が高くなりがちである。
それにほとんどの分譲マンションの間取りは田の字型で
賃貸居住者には面白みに欠け、あまり魅力的ではない。
(賃貸志向の人には、70㎡の1LDKなどの方が魅力的なことが多い)
自分のマンションの賃料査定をしたいなら、
同じマンションで賃貸に出た賃料を㎡単価にして、面積をかけると
この賃料の±10%の範囲にあると考えてもらっていい。
思い込みより実績に基づいて、自宅の賃料査定をしてみることをおススメする。
それが出来たら、毎月のローン返済額を比較してみよう。
賃料>返済額なら、いざと言う時に、賃貸に出す選択肢があることを意味する。
[第383号]「分譲物件を賃貸に出したら、相場より高い?」
2013年03月12日