繁忙期という言葉が不動産業界にはある。
2-4月の人の移動が多い時期は不動産屋は忙しい。
新築マンションも竣工時期は3月の方が売り易いと考えられているし、
賃貸も中古売買もこの時期にお客さんが多いことは事実だ。
とはいえ、繁忙期は通常の契約件数の2倍程度で、この時期でなければいけない訳ではない。
実は、中古マンションではこの時期の値引き幅が一番大きい。
これは売り側に切羽詰った事情があり、売り急ぐ必要性から起きる。
売る側にも「いつまでに売りたい」という期限があるからだ。
マンション毎の中古騰落率を計算しているが、適正価格の上下10%ずつのぶれ幅がある。
売り急ぐと不動産は安くなる。そんな折に不動産屋は繁忙期で忙しいと丁寧な対応はしてくれない。
逆に高く売るには、半年位前から販売戦略を練って行えば、相場の10%高で売れる。
その証拠はこちら
https://www.sumai-surfin.com/service/urinushi-no-mikata/
不動産は買うのも売るのも焦った方が負ける。肝に銘じておこう。
[第318号]「繁忙期というトリック」(12/7)
2011年12月07日