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SBI新生銀行の住宅ローンは、低金利が魅力です。さらに、他の金融機関にはない独自の特徴が多くあります。
- ● 事前審査がない(希望制)
- ● ステップダウン金利タイプがある
- ● 契約日の金利が適用される
- ● 要介護状態も団信の対象になる
それでは、SBI新生銀行の住宅ローンにはデメリットがあるのでしょうか?ローンを借りるときには、デメリットも含めて総合的に判断する必要があります。
今回の記事では、SBI新生銀行の住宅ローンについて解説します。
目次
1. SBI新生銀行の特徴
SBI新生銀行は、SBIホールディングス傘下の銀行です。
元々は「新生銀行」でしたが、2021年にSBIの連結子会社化。2023年に「SBI新生銀行」へ商号変更されました。
SBI新生銀行は、厳密に言うとネット銀行ではありません。インターネット上でさまざまな手続きができますが、全国の主要都市に店舗があり、通常の銀行業務も行っています。ハイブリッド型の銀行と言えるでしょう。
初めに、SBI新生銀行の住宅ローンの特徴を解説します。
SBI新生銀行住宅ローンの特徴
- ① 変動金利も固定金利も低金利
- ② 転職直後の場合や旧耐震基準住宅の場合でも審査に通ることがある
- ③ ステップダウン金利タイプがある
- ④ 契約日の金利が適用される
- ⑤ 審査は本審査の1回のみ
- ⑥ 金利上乗せなしで安心保障付団信を利用できる
SBI新生銀行の住宅ローンには、個性的な特徴が多くあります。特に③~⑥は、他の金融機関(メガバンクやネット銀行)ではあまり見られない特徴でしょう。
SBI新生銀行の特徴①は、住宅ローン金利の低さです。
SBI新生銀行の最優遇金利は、変動金利が0.420%~、固定金利が0.95%~(10年固定金利)となっています。さらに、全期間固定金利(35年)の最優遇金利は1.55%~になります。
変動金利が低い金融機関は多くありますが、固定金利がこれだけ低金利なところは少ないです。
なお、他行からの借り換えの場合も、同様の最優遇金利になります。
※金利は2024年10月時点の情報
特徴②は、一部の申し込み基準(審査基準)が他の金融機関よりも柔軟なことです。
SBI新生銀行は、会社員の場合は勤続年数を不問としています。前年度税込年収が300万円以上の正社員または契約社員であれば、転職直後であっても申し込み可能です。
また、金融機関によっては旧耐震基準の住宅は融資対象外になっていますが、SBI新生銀行は旧耐震基準住宅でも審査に通ることがあります。
旧耐震基準について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
特徴③は、ステップダウン金利タイプを取り扱っていることです。ステップダウン金利タイプとは、借り入れから一定期間を経過すると金利が下がっていく住宅ローン商品になります。
ステップダウン金利タイプについては、後ほど解説します。
特徴④は、SBI新生銀行は住宅ローン契約日の金利が借入金利となることです。
一般的に、住宅ローン金利は融資実行日(物件の引き渡しの日)の金利が適用されることが多くなっています。
契約日から融資実行までの期間が長い場合、想定外の金利になってしまうことも考えられます。しかし、SBI新生銀行はその心配はありません。
特徴⑤は、SBI新生銀行の住宅ローンは本審査しかないことです。
他の金融機関では事前審査をしてから、その後に本審査をします。しかしSBI新生銀行は原則として事前審査はしないので、書類を何度も用意する手間が省けます。
なお、希望者は事前審査をしてもらうことも可能です※。
※新規借り入れは希望制。借り換えの場合は本審査のみ。
特徴⑥は、金利を上乗せしないで「安心保障付団信」を付帯できることです。死亡や高度障害状態だけでなく、要介護3以上となった場合も住宅ローンの残高がゼロになります。
画像出典:SBI新生銀行ホームページ
また、金利を0.1%上乗せすることで「ガン団信」に加入することが可能です。SBI新生銀行のガン団信では、所定のがんと診断された場合と余命6ヶ月以内と診断された場合に、住宅ローン残高がゼロになります。
SBI新生銀行は事務手数料が安い?
SBI新生銀行の特徴をインターネットで調べると、「事務手数料が安い」という情報が多く出てきます。
最近の住宅ローン商品は、事務手数料が借入金額×2.20%(税込)となっている金融機関が多いです。借入金額によっては、事務手数料だけで100万円以上かかってしまいます。
一部金融機関では事務手数料が定額の商品を扱っていて、SBI新生銀行も事務手数料が定額となるプランがありました。しかし、SBI新生銀行の公式ホームページによると定額プランは終了するようです。
2024年10月31日(木)審査申込受付分をもちまして、事務手数料定額型の取り扱いを終了いたします。
なお、ステップダウン金利タイプについては、事務手数料定率型として2024年11月1日(金)より取り扱いを開始いたします。
※2024年10月16日時点の情報です。
残念ですが、事務手数料定額型を利用したい場合には他の金融機関を検討した方が良いでしょう。事務手数料定額型を取り扱っている金融機関は、記事後半でご紹介しています。
2. 住宅ローンの基礎知識
ここまで、SBI新生銀行の住宅ローンの特徴を簡単にご紹介しました。
ところで、住宅ローンを検討中の方にはこのような方もいらっしゃるかと思います。
- ● 住宅ローンについて、そもそもよく分からないことが多い
- ● 変動金利と固定金利どっちがいいの?
- ● 団信って何?金利上乗せしてまで手厚くした方が良いの?
そこで、この章では住宅ローンの基礎知識について解説します。
SBI新生銀行のことだけを知りたいという方は、次の章「3.SBI新生銀行のステップダウン金利タイプを解説」をご覧ください。
変動金利と固定金利の違いと、メリット・デメリット
住宅ローンの金利タイプは、変動金利と固定金利の2種類に分かれています。
変動金利は返済期間中に金利が変わるタイプで、固定金利は金利がずっと一定のタイプです。
ただし、固定金利の中には期間選択型というものもあります。期間選択型固定金利は選択した期間中の金利は一定で、その後は変動金利または固定金利を選択することになります。
例えば、10年固定で元利均等返済(毎月返済額が一定)を選ぶと、最初の10年間は支払額が変わりません。11年目には変動金利か固定金利のどちらかを選択します※。
※手続きをしなければ自動的に変動金利になる金融機関も多いです。
変動金利と固定金利それぞれのメリット・デメリットは、このようになります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
変動金利 | ・金利が低いため3つのメリットがある ①返済額が抑えられる ②借入金額が増やせる ③審査が通りやすい ・返済リスクに対する2つのルールがある ・しばらく金利が変動していない |
・返済額が上昇するリスクがある ・常に金利情報をチェックする必要がある ・2つのルールで援助された返済額は 最終時に支払わなければならない |
(全期間) 固定金利 |
・全期間返済額が変わらなくて安心 ・金利の変動をチェックする必要がない |
・変動金利よりも金利が高い ・金利の上昇がないと支払額で損をする |
月々の返済額を抑えたい方や借入金額をなるべく増やしたい方におすすめなのは変動金利です。
最新の調査によると、住宅ローンを借りた人の76.9%が変動金利を選択しています。
参考:住宅金融支援機構「住宅ローン利用者調査(2024年4月調査)」(https://www.jhf.go.jp/about/research/loan_user.html)
ただし、変動金利はメリットが大きい分リスクも高いです。デメリットに記載しているように、返済額が上昇する可能性があります。
変動金利に2つのルール(5年ルール・125%ルール)がある場合は返済額が大幅に急上昇することはないですが、金利が上がった分は最終返済時にしわ寄せされます。また、金融機関によってはこれらのルールが適用されないことがあるので、注意が必要です。
SBI新生銀行の住宅ローンは、2つのルール(5年ルール・125%ルール)が適用されません。
最近の金利情勢についても簡単にご説明します。
2024年7月、日銀は政策金利の追加利上げを決めたので、多くの金融機関で変動金利が引き上げられました。
SBI新生銀行は2024年10月時点では金利に変動はありませんが、今後利上げされる可能性があります。
金利が高くても安心感が欲しいという方には、固定金利(全期間固定金利)がおすすめです。金利はずっと一定なので、返済額も変わりません。※元利均等返済の場合
デメリットは金利の高さです。金利が高いと購入できる住宅も限られてしまいます。
変動金利と固定金利については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
変動金利と固定金利、どっちがいい?最新の住宅ローン金利推移についても解説!
変動金利と固定金利のそれぞれのメリットや向いている人、相場について解説します。
住宅ローンの金利相場
次に、住宅ローンの金利相場がどれくらいなのかご説明します。
住宅ローンの金利は、金融機関によってさまざまです。住宅ローンを貸してくれる主な金融機関は、メガバンク(都市銀行)・地方銀行・ネット銀行・信用金庫の4種類に分かれます。
一般的には、ネット銀行<メガバンク<地方銀行=信用金庫という順番で金利が高くなっています。
ただし、各金融機関・個人の審査結果によって金利は大きく異なるので、地方銀行(または信用金庫)でもネット銀行並みの金利で借りられることもあります。
メガバンクとネット銀行の場合、金利相場はこのようになっています。
金利タイプ | 相場 |
---|---|
変動金利 | 0.4~0.5%台前後 |
10年固定金利 (当初期間引下げ) |
1.1~1.7%台前後 |
10年固定金利 (全期間引下げ幅一定) |
1.6~2.0%台前後 |
全期間固定金利 (フラット35) |
1.82% |
※2024年10月時点の情報
最新の金利相場について詳しく知りたいという方は、毎月更新しているこちらの記事をご覧ください。
住宅ローンの金利相場をタイプ別に徹底比較!お得に借り入れするために!
最新の金利相場について解説をし、タイプ別に金利を比較します。
住宅ローンの団信(団体信用生命保険)
つづいて、団信(団体信用生命保険)についてご説明します。
団信とは、住宅ローンの返済中に債務者(ローンを借りた人)に万が一のこと※があった場合、残りの住宅ローンが保険金により弁済される制度です。
※死亡や高度障害状態になること
団信の中にはがんなどの特定疾病が保障される特約もあるので、それらと区別して「一般団信」とも言います。
基本的には、住宅ローンを借りる際に一般団信への加入が必須となっています。
ここで、既往症や持病がある方は不安になるかもしれません。ですが、ご安心ください。金融機関によっては「ワイド団信」というものが用意されています。
ワイド団信とは、健康上の理由で一般団信に加入ができない人向けに引受基準を緩和した団信のことです。
また、全期間固定金利のフラット35は団信への加入が任意になっています。
一般団信は金利を上乗せせずに加入できます。さらに、各金融機関は一般団信に加えて独自の団信(特約)を用意して、差別化を図っています。
- 対象の病気(例)
- ● 所定のがん
- ● 3大疾病(がん・脳卒中・心筋梗塞)
- ● 7大生活習慣病(がん・脳卒中・心筋梗塞・高血圧性疾患・糖尿病・肝硬変・慢性腎不全)
- ● すべての病気やケガ
- 保障内容(例)
- ● 所定のがんと診断されたら住宅ローン残高は0円となる
- ● 特定の疾病により就労不能状態が30日以上継続した場合、最長12ヶ月まで月々の返済を保障
- ● 疾病などにより就労不能状態が13ヶ月を超えた場合、住宅ローン残高は0円となる
- ● がん先進医療を受けると、通算1,000万円まで治療費を給付
上記のような特約を付けるには、金利を上乗せすることが多いです。
例えば住宅ローン審査の結果1.7%の金利で融資を受けることになり、がん保障(金利上乗せ0.2%)の団信に加入するとします。この場合、適用される金利は1.9%になります。
金融機関によっては、金利を上乗せしなくてもがん団信などの特約を付けられることがあります。しかし年齢制限などの条件が設けられていることも多いので、しっかり確認するようにしましょう。
3.SBI新生銀行のステップダウン金利タイプを解説
つづいて、SBI新生銀行が取り扱っている「ステップダウン金利タイプ」について解説します。
先ほど住宅ローンの基礎知識をご説明しましたが、「ステップダウン金利」という言葉は出てきませんでした。というのも、このタイプを取り扱っている金融機関はかなり少ないからです。
SBI新生銀行以外には、長野県JAバンク、ニッセイ住宅ローンにも同様のタイプがありました。
※現在も取り扱いをしているのかどうかは、住宅ローン窓口へお問い合わせください。
ステップダウン金利タイプとは?
ステップダウン金利タイプは、借り入れから一定期間経つと、段階的に金利が下がっていく住宅ローン商品です。
SBI新生銀行の住宅ローンでは、借り入れから10年経過後、5年ごとに金利が下がります。
画像出典:SBI新生銀行ホームページ
2024年10月にSBI新生銀行で契約すると、金利はこのようになります。
※審査結果によっては金利が異なる場合があります。
金利 | |
---|---|
1~10年目 | 年1.70% |
11~15年目 | 年1.53% |
16~20年目 | 年1.36% |
21~25年目 | 年1.19% |
26~30年目 | 年1.02% |
31~35年目 | 年0.85% |
ステップダウン金利タイプは、このような方に向けた住宅ローン商品です。
- ● 将来の金利上昇が不安
- ● 固定金利は、変動金利が下がった時に損した気分になるから嫌
- ● 出費が増える予定があるので、将来は月々の返済額を減らしたい
また、返済期間は25年・30年・35年の中から選ぶことができます。
ステップダウン金利タイプのデメリット
ステップダウン金利タイプは将来的に金利が減るので一見安心に思えます。しかし、デメリットが大きいので注意が必要です。
ステップダウン金利タイプのデメリット、それは支払う利息額が大きくなることです。
なぜ利息額が大きくなるのでしょうか。
住宅ローン返済の「元利均等返済方式※」は、金利が変わらない限り、毎月の返済額は一定です。
そのため、返済し始めたときほど利息の割合は大きくなります。元本が少なくなるほど利息の割合も小さくなっていくという仕組みです。
※SBI新生銀行のステップダウン金利タイプは、元利均等返済方式
※元利均等返済方式と元金均等返済方式の違いが知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
しかし、借り始めたときの金利(利率)が高いと利息の割合が大きくなるので、元本がなかなか減りません。
ステップダウン金利タイプは後から金利が低くなりますが、その頃には住宅ローン残債額も少なくなっているでしょう。利息の軽減効果は小さいです。
ステップダウン金利タイプを選ぶかどうかは、マネープランを踏まえた上で、よく検討するようにしてください。
4.借入金額別に月々の住宅ローン返済金額をシミュレーション
次に、SBI新生銀行で住宅ローンを借りた場合に月々の返済額がどうなるのか見ていきましょう。
今回は、変動金利と長期固定金利(全期間固定)でシミュレーションしてみます。
審査の結果、変動金利は0.42%、長期固定金利は1.55%で融資されることになったと仮定しました。
借入金額は3000万円~1億5000万円で設定しています。
SBI新生銀行は最大で3億円まで借りることができます※。
※借入可能金額は個人の年収等によって変わります。
最近は最大2億円借りられる金融機関が増えてきましたが、3億円まで借りられる金融機関はごく一部です。東京・大阪の一部エリアでは2億円以上のマンションもあるので、最大借入金額が大きいのも嬉しいポイントです。
変動金利(0.42%)と長期固定金利(1.55%)で借りた場合の月々の返済額
物件金額 | 変動金利 | 固定金利 |
---|---|---|
3,000万円 | 約76,800円 | 約92,500円 |
4,000万円 | 約102,400円 | 約123,400円 |
5,000万円 | 約128,000円 | 約154,300円 |
6,000万円 | 約153,600円 | 約185,100円 |
7,000万円 | 約179,200円 | 約216,000円 |
8,000万円 | 約204,800円 | 約246,900円 |
9,000万円 | 約230,400円 | 約277,700円 |
1億円 | 約256,000円 | 約308,600円 |
1億1,000万円 | 約281,600円 | 約339,500円 |
1億2,000万円 | 約307,200円 | 約370,000円 |
1億3,000万円 | 約332,800円 | 約401,200円 |
1億4,000万円 | 約358,400円 | 約432,000円 |
1億5,000万円 | 約384,100円 | 約463,000円 |
※返済期間35年、元利均等返済とする
変動金利と長期固定金利で、毎月の返済額は大きく異なります。
現時点では変動金利の方がずっとお得に思えますが、将来金利が上昇する可能性があるので注意が必要です。
また、SBI新生銀行の住宅ローンは、固定金利なら自己資金(頭金)10%以上を出すことで金利が0.05%優遇されます。
資金に余裕があり、月々の返済額を少しでも減らしたいという方は検討してみてください。
5.SBI新生銀行の住宅ローンのデメリット
SBI新生銀行の住宅ローンは、低金利なだけでなく、「安心保障付団信」や「ガン団信」といった団信も魅力的です。
さらに、SBI新生銀行は定期的にキャンペーンも行っています。時期・条件によっては業界最大級の低金利で住宅ローンを借りられることもあるでしょう。
しかし、SBI新生銀行の住宅ローンにはデメリットもあります。この章では、SBI新生銀行のデメリットについて解説します。
SBI新生銀行の変動金利は、5年ルールと125%ルールが適用されない
金利上昇リスクのある変動金利は、5年ルールと125%ルールを設けている金融機関が多いです。
半年に1回金利が見直されていても、実際に返済額が変動するのは5年に1度です。
また、125%ルールにより返済額が急激に増加することがないため、返済できなくなるリスクが低くなります。
しかし、SBI新生銀行はこの2つのルールが適用されません。そのため、金利が上昇するとその翌月(ボーナス返済を1月・7月に設定している人は、翌々月)から返済額が高くなります。
変動金利を選択する場合には、ある程度の余裕を持って返済できる金額を借りるようにしましょう。
住宅ローンの事務手数料が高い
SBI新生銀行は事務手数料定額型の商品もありますが、2024年10月中に取り扱いを終了する予定です。
SBI新生銀行の定率型住宅ローンの場合、事務手数料が借入金額×2.20%(税込)かかります。
例えば5,000万円を借りた場合、事務手数料は110万円です。借入金額が大きい場合は、事務手数料だけで200万円近くかかってしまうことも。
諸費用を抑えたいという方に向けて、定額型住宅ローンを取り扱っている金融機関をご紹介します。
定額型住宅ローンを取り扱っている金融機関と事務手数料(例)
楽天銀行:33万円
イオン銀行:11万円
ソニー銀行:4.4万円※1
※1:ソニー銀行は「住宅ローン」という名前の商品の場合は定額型
楽天銀行以外の2銀行は、定額型と定率型どちらか好きな方を選ぶことが可能です。ただ、定額型の場合は定率型よりも金利は少し高くなります。
また、みずほ銀行では手数料がかからない「借入時負担ゼロ型」も取り扱っています。こちらのタイプは手数料がかからない代わりに、金利は通常(定率型)よりも0.2%ほど高いです。
住宅ローン審査が厳しいという口コミもある
SBI新生銀行は、「1.SBI新生銀行の特徴」でご説明したように、一部基準が他の金融機関よりも柔軟です。
しかし、審査が甘いかというと、そうではありません。SBI新生銀行は審査が厳しいという口コミもあるようです。
SBI新生銀行「パワースマート住宅ローン」の申し込み条件を確認してみましょう。
SBI新生銀行「パワースマート住宅ローン」の申し込み条件
- 次の条件をすべて満たす個人のお客さま
- ● 当行に総合口座パワーフレックスを開設、または、お申し込みと同時に開設されること。
- ● 借入申込時の年齢が20歳以上65歳以下で、かつ、完済時年齢が80歳未満であること。
- ● 団体信用生命保険への加入資格を有すること。
- ● 前年度税込年収が300万円以上の正社員または契約社員であること。
- ● 自営業の方については業歴2年以上、かつ2年平均300万円以上の所得を有すること。
- ● 日本国籍または永住許可を有すること。
※一部記載を省略しています。詳細はSBI新生銀行ホームページ等でご確認ください。
パートタイマーやアルバイトの方、収入があっても無職の方は申し込みができないようです。
また、SBI新生銀行にはワイド団信(持病や病歴があっても加入できる団信)の取り扱いがありません。
健康状態に問題があって団信に加入できない場合も申し込みできないので、注意が必要です。
申し込み条件に当てはまっているのかどうか、審査前にしっかり確認するようにしましょう。
SBI新生銀行で住宅ローンを借りられるのかどうかは、実際に審査をしてみないと分かりません。
住宅ローン審査のポイントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。
6.まとめ
今回の記事では、SBI新生銀行の住宅ローンの特徴やデメリットについて解説しました。
SBI新生銀行の住宅ローンは、低金利なだけでなく、他の金融機関にはない独自の特徴を多く持っています。
他の金融機関では住宅ローン審査が通らなかった場合でも、SBI新生銀行なら審査に通ることもあるかもしれません。
インターネット上の手続きだけで完結できますし、電話やビデオ通話、店舗での相談にも対応しています。気になるという方は、まずは審査申し込みをしてみてください。
以下の記事では、最新の住宅ローンの金利について詳しく解説しています。毎月更新しているので、最新の金利動向が知りたい方はこちらをご覧ください。
住宅ローンの金利推移について解説をし、住宅ローンを借りるのに相応しいタイミングについてもお伝えします。
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物件価格の高騰以外にも、将来の金利上昇、2024年問題による建築費高騰、人口減少といった不安要素は多くあります。マンション購入で後悔しないためには、より一層の情報収集が重要です。
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▼PIVOT 5年後、都心のマンションはどれだけ値上がりするのか?
▼NewsPicks プロだけが知る「令和の不動産売買」【沖有人vs中山登志朗】
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