編集部厳選!マンション知識最前線!? 不定期
住まいサーフィン編集部

青山一丁目駅の再開発でマンションの資産価値はどうなる?周辺相場についても解説!

2025年07月08日

更新日最終更新日:

青山一丁目駅の再開発

青山一丁目駅から徒歩圏内の再開発エリアで、地上46階建ての複合タワーマンション建設がついに着工しました!

現在、青山一丁目駅周辺では再開発が進行しています。
再開発エリアは街並みが綺麗に整備され、居住性が高いのが魅力です。
そのため、再開発エリア内に建つマンションは、人気が高く資産価値も保ちやすいという特徴があります。
青山一丁目駅周辺は、都心へのアクセスや住環境のバランスに優れており、資産性の高いエリアとして注目されています。

本記事では、青山一丁目駅近くで進められている「赤坂七丁目2番地区第一種市街地再開発事業」における新築マンションの資産価値や、周辺エリアの相場について詳しく解説します。

この記事の編集者

住まいサーフィン編集部

1998年開設、マンションの適正価格や資産価値を判断するための価格情報サイト「住まいサーフィン」が運営。
宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を保有し、不動産の専門知識を持つスタッフが自宅売買に役立つ情報を発信します。
売り手と買い手の情報格差が大きい住宅業界。
自宅購入で後悔する人を減らすため、業界の専門知識・データを分かりやすくお届けします!

note:@sumai_surfin
Twitter:@sumai_surfin
Instagram:@sumai_surfin
Youtube:@sumai_surfin

1.再開発マンションの資産性

まず最初に、「なぜ再開発マンションは資産性が高いの?」「どのような視点で再開発エリアを選べばよいのか?」
このような疑問をお持ちではないでしょうか。

再開発エリア内のマンションは、物件周辺の歩道や広場など街区全体が開発されます。
そのため、街並みが綺麗で利便性が高いのが最大の魅力となっています。

特に、エリア内に公園・商業施設・保育施設・病院などが併設される再開発物件は、快適な住環境が保証されています。
ペデストリアンデッキや地下道が整備され、駅直結となるマンションの場合、通勤・通学にも便利で人気はさらに高くなります。

このように、再開発に伴って建設されるマンションは、エリア周辺のマンションと比べ優位な条件を備えている可能性が高いです。
タワーマンションや周辺が美しく整備されたマンションは、地域のランドマークとなり需要が高いため、再開発の初期で青田買いすると利益が生まれやすくなります。

資産性が高いマンションを探している方は、「再開発物件かどうか」を検討材料の一つとし、以下にまとめたポイントを参考にしてみてください。

再開発エリアの選び方

  • ● 駅直結といった好立地であること
  • ● 開発規模が大きい
  • ● 複合施設が併設されていること

再開発マンションについてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もご参照ください。

「新駅・再開発計画」価値が上がる条件と狙い目マンションとは?

ここからは、青山一丁目駅の再開発マンションをご紹介していきます。

2.青山一丁目駅の再開発概要

続いては、青山一丁目駅の再開発概要について見ていきましょう。

青山一丁目駅周辺はどんなところ?

東京都港区に位置する青山一丁目駅周辺は、高所得者層が多く住む、上品で洗練されたエリアです。
お買い物スポットや飲食店が充実しており、都心へのアクセスも便利なことから、とても住みやすい街として人気があります。

近年、さまざまな再開発プロジェクトが進行し、まちの雰囲気はさらに洗練されています。
2020年には青山一丁目駅がリニューアルされ、周辺には新たな店舗や施設もオープンしました。
さらに現在、北青山三丁目では、事務所・店舗・宿泊施設・公共施設が一体となった地上38階建ての複合ビルが建設中です。
今後も、エリアの発展がますます期待されています。

赤坂七丁目2番地区第一種市街地再開発事業

再開発画像
※画像出典:日鉄興和不動産ホームページより
https://www.nskre.co.jp/company/news/2025/20250609.html

青山一丁目駅から徒歩6分、港区赤坂7丁目にて、地上46階建ての複合タワーマンションの建設が予定されています。
この建物には、住戸や店舗、オフィスのほかに、専修学校も併設されます。

また、隣接する「高橋是清翁記念公園」と一体となる緑地(緑道)や広場も新たに整備され、都市と自然が調和する空間が創出されます。

下記が赤坂七丁目2番地区第一種市街地再開発事業の特徴です。

  • ● 都市基盤の一体的な整備を通じて、防災機能の向上を図る
  • ● 安全性に配慮した歩行者ネットワークの整備を推進する
  • ● 快適な歩行者空間のため、バリアフリー動線を整備
  • ● 周辺地域との連続性を意識した緑のネットワーク形成を促進する
  • ● 地区周辺において不足している生活関連サービス機能の導入により、地域全体の利便性向上を図る

再開発計画地マップ

再開発計画地マップ
※画像出典:日鉄興和不動産ホームページより
https://www.nskre.co.jp/company/news/2025/20250609.html

対象となる再開発エリアは、赤坂7丁目にある約1.2haの区域です。
青山一丁目駅から徒歩6分の好立地にあり、周囲には赤坂御用地もあるため、治安が良く落ち着いた環境が保たれています。

※再開発マンションの資産価値考察のみ知りたいという方は、「5.【考察】再開発マンションの資産価値はどうなる?」をご覧ください。

3.過去再開発での値上がり事例

再開発の規模は大きければ大きいほど良く、さらに駅前といったアクセス良好な場合、立地の価値が格上げされます。
さらに再開発エリアは、どれだけの人が集まるかが非常に重要なポイントであり、それはマンションの値上がり率に大きな影響を与えます。

ここで参考例として、大規模再開発エリア内のマンション値上がり率をご紹介します。

過去再開発での値上がり事例

4.青山一丁目駅周辺の値上がり事例

続いては、青山一丁目駅周辺の価格相場と値上がり事例をご紹介します。
条件により、中古マンション価格や値上がり率は様々であることが分かります。

まずは、最寄り駅のマンション価格相場や近隣物件の価格を詳しく確認していきましょう。

青山一丁目駅のマンション価格相場
新築マンション(70㎡) 19,608万円
中古マンション(70㎡) XXXX万円

そして、青山一丁目駅周辺で人気が高い中古マンションの「沖式中古時価(適正中古価格)」は下記のようになっています。

マンション名 中古適正価格
(70㎡)
値上がり率 竣工年 徒歩分
パークコート青山ザタワー 34,370万円 XXXX% 2018年3月 徒歩3分
サンウッド青山 30,730万円 XXXX% 2018年12月 徒歩3分
パークコート青山一丁目 27,230万円 XXXX% 2019年7月 徒歩4分
パークハウス赤坂新坂 24,080万円 XXXX% 2007年2月 徒歩4分
D’グランセ南青山ハイヴァリー 22,330万円 XXXX% 2006年3月 徒歩2分

※2025年7月8日時点の価格情報となります。
中古時価は市況により変動します。最新の数値を確認したい方は物件名をクリックし、物件詳細ページにてご確認ください。

※一部数値は会員限定公開となります。
無料会員登録ログインで数値が表示されます)

5.【考察】再開発マンションの資産価値はどうなる?

再開発マンションの概要

最後に、青山一丁目駅の再開発マンションの資産価値を考察していきます。

事業概要
事業名 赤坂七丁目2番地区第一種市街地再開発事業
マンション名 未定
所在 東京都港区赤坂七丁目601番~606番(地番)
高さ 約157m
階数 地上46階、地下1階
住戸数 643戸
間取り 未定
用途 住戸、店舗、オフィス、専修学校等
最寄り駅 青山一丁目駅 徒歩6分
東京メトロ銀座線
東京メトロ半蔵門線
都営大江戸線
事業者 日鉄興和不動産
野村不動産
日本設計
清水建設
日本設計
着工 2025年6月1日着工済
竣工 2028年度予定

住戸の規模

以下のように、ファミリータイプを中心にした住戸が供給される予定です。

間取り 専有面積 戸数
1R~1LDK 30~45㎡未満 46戸
1LDK 45~60㎡未満 107戸
2LDK 60~80㎡未満 223戸
2LDK、3LDK 80~100㎡未満 200戸
2LDK、3LDK 100~130㎡未満 55戸
3LDK 130~190㎡未満 12戸

資産価値がわかる「7つの法則」

当サイト住まいサーフィンは、過去20年間に販売された1万9000棟のマンションを調査し、「得するマンション7つの法則」を公開しています。
この法則に当てはまるのか、再開発マンションをチェックしていきます。

法則① 購入時期を見極める

マンション価格の今後の見通しについては、あと2年程度はマンション価格の上昇が見込まれます。
住宅ローン金利も、2024年より変動・固定ともに徐々に引き上げが見られていますが、現状は低金利が続いています。

好機を待つのではなく、欲しいと感じたタイミングで購入し、住宅ローン残債を早めに減らすのが得策といえる状況です。

法則② 単価の高いエリアは底高い

都心中心部へのアクセスの良さと街そのもののブランド力は、マンションの価値を高めます。
本事業の計画地は、都心に位置しており、最寄り駅の青山一丁目駅には東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営大江戸線が乗り入れています。
これらを利用すれば、都内の主要エリアへも短時間で移動することが可能です。

法則③ 駅アクセスはいいに限る

利回りが平均以上に優れているマンションを選ぶのであれば、駅から徒歩8分以内が基本条件です。
本事業計画地は、最寄り駅から徒歩6分です。条件に該当しています。

法則④ 大規模マンションは得をする

マンションは規模が大きいほど資産性が高くなる傾向があります。
特に、総戸数200戸以上の大規模マンションは過去大幅に値上がりしたケースも多くあります。
本事業の建物の総戸数は、643戸です。資産性が高くなる可能性があります。

法則⑤ タワーはランドマーク性に価値がある

タワーマンションとは、一般的には20階以上の超高層マンションを指します。
本事業の建物は、地上46階建てです。ランドマーク性があるタワマンとなるでしょう。

法則⑥ 面積は小さいほど損をする

市場で最もニーズがあるのは70~80平方メートルのファミリータイプです。
本事業では、2LDK~3LDK(専有面積80~190㎡)の間取りのお部屋が、267戸供給される予定です。
ニーズの高いファミリーサイズを購入することで損をするリスクを減らすことができるでしょう。

マンション価格表を見て一見安く感じたお部屋でも、㎡単価で計算し直すと割高な場合があります。検討の際は、㎡単価もしくは坪単価でも比較することがおすすめです。
住まいサーフィンでは、新築マンションの住戸別の割安度が一目で分かる住戸比較レポートを無料で提供しています。後悔する大きな買い物にならないように、あなたが購入したいお部屋が「得をする部屋」なのか「損をする部屋」なのか確認してみましょう。

法則⑦ 適正価格以下で購入する

新築マンション販売価格も中古マンション販売価格も売出されている価格が適正とは限りません。
高掴みや割高な価格で購入しないよう、適正価格を知ることが重要です。

住まいサーフィンでは、青山一丁目駅の「新築マンション相場価格」や「値上がり率ランキング」をこちらからご確認いただけます。資産価値を保ちやすいマンションを購入検討の際には、周辺マンションとの比較検討を行い相場観を掴むことが、マイホーム購入成功のカギです。

番外編 省エネ基準適合義務化による影響を考慮する

2025年4月より、すべての新築住宅省エネ基準適合義務化の対象になります。
※2025年4月以降に工事に着手する新築住宅

省エネ性能が高い物件のメリットとしては、主に以下があげられます。

  • ● 断熱等級4以上の断熱性に優れた住環境が手に入る
  • ● ローン金利やローン控除等で優遇されることがある
  • ● 補助金をもらえることがある(※国の補助金はZEH水準以上)
  • ● リセールバリューを考慮すると、省エネ性能が高い住宅を選んでおいて損はない

ただし省エネ性能の向上に伴い建築費用等が嵩んでいくため、販売価格も高くなる懸念があります。

とはいえ、中長期的には、省エネ性能が優れた物件の方が、相対的に居住環境が良く、リセールバリューが維持されやすいと考えられます。
義務化前に着工した新築物件や立地が近しい中古物件を検討される場合には、省エネ性能を考慮いただくことが望ましいです。

省エネ基準適合については、こちらで詳しくご紹介しております。

【考察】再開発マンションの資産価値

本再開発は、優れた立地と交通アクセスに恵まれ、計画地の近くには赤坂御用地もあるため、治安が良く、安心して暮らせる環境が整っています。
そのため、周辺には富裕層が多く住んでおり、マンションの資産価値が維持されているケースも多く見られます。
実際に、青山一丁目駅周辺の中古マンションの平均値上がり率は約92%と、都心一等地ならではの高い水準を記録しています。

また、赤坂エリアには大規模な複合タワーマンションが少ないため、本再開発によって誕生するマンションは、希少性の高い物件となるでしょう。
駅近の立地に加え、この大規模な本再開発は、街全体の価値を引き上げる要素になるでしょう。

このような理由から、本再開発で生まれるタワーマンションは、「資産価値が落ちにくく、売却しやすい物件」になると考えられます。

当サイト住まいサーフィンでは、新築マンションが5年後、10年後に購入時よりも値上がるか否かが分かる「沖式マンション10年後予測」を無料で提供しています。青山一丁目駅周辺マンションの10年後予測を知りたい方は、こちらの物件詳細で詳しくご確認下さい。

6. プロに聞ける安心感!住まい選び・資金不安に「沖有人パーソナルコンサルサービス」

「再開発物件は資産価値が高いと言われているけど本当に買って大丈夫?」
価格や相場を調べれば調べるほど、かえって決断が難しくなる──そんな不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

マンション選びは、価格や条件の比較だけでなく、「将来的な資産性」や「自分のライフプランとの相性」も踏まえて判断することが大切です。
そんなときに頼れるのが、不動産コンサルティング歴28年の沖有人によるパーソナルコンサルサービスです。

沖はPIVOT、NewsPicks、楽待などの人気動画番組にも多数出演しており、ベストセラー作家としても知られる住宅評論家。
「再開発マンションを買ってもいいかどうか」について、プロの目線から冷静なアドバイスを受けることができます。

このサービスでは、「買う」「売る」「探す」「相談する」といったあらゆる場面に応じて、7種類のメニューを用意。メールでの簡易相談から、個別面談、高値売却の支援まで対応しています。
購入前の不安や迷いを感じたときは、専門家の視点を取り入れて判断の精度を高めてみてはいかがでしょうか。

7.まとめ

本記事では、青山一丁目駅周辺の再開発で建設されるマンションの資産価値や周辺相場についてご紹介しました。

今回の相場価格を見て驚いた方もいらっしゃるかもしれません。
また、2024年より
住宅ローン金利は徐々に上昇しており、マンション価格の高騰も続いている状態です。
マイホーム購入をご検討中の方は、将来の金利上昇、2024年問題による建築費高騰、人口減少といった不安要素は多くあることでしょう。
マンション購入で後悔しないためには、より一層の情報収集が重要です。

マンション価格が高止まりしている今、マンション購入で損をしたくないと考えている方も多いのではないでしょうか。

例えば、新築マンションの購入を検討している方なら、こんな不安を感じた経験はありませんか?

  • ●「将来値下がりしないか心配。10年後に価格がいくらになるのか簡単に分かったら良いな」
  • ●「万が一売ることになっても、売却額より住宅ローン残債の方が多かったらどうしよう。売却時点の予想利益が分かったら良いな」

住まいサーフィンの各物件詳細ページでは、将来の資産性が一目で判断できる「沖式マンション10年後予測」を無料公開しています。

「値上がりシミュレーション」機能を使えば、5年後・10年後の将来価格をベストケース・標準ケース・ワーストケースの3つのシナリオで具体的にシミュレーションできます。
物件価格や金利を入力すればその場で自由にシミュレーションできるので、購入するべきか悩んでいる方にぴったりです。
さらに、「含み益シミュレーション」機能では、値上がりしたマンションを売却した場合に、実際に得られる利益を試算した結果を確認できます。

「沖式マンション10年後予測」の活用方法は、下記の動画でさらに詳しくご説明しております。

でもなぜ、住まいサーフィンでは将来予測ができるのか?と疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれません。
そこには、住まいサーフィンにしかない3つの理由があります。

住まいサーフィン独自の特徴

  • 1.広告サイトではないため、売主への忖度が不要
  • 2.サイト開設25年と老舗であるが故に、過去から蓄積されたビッグデータを保持・分析している
  • 3.不動産業者、金融機関、REITといったプロにコンサル及び情報提供している精緻なデータを活用している

しかしなぜ、こんなに有用なデータを無料で公開するの?と怪しく感じる方もいるのではないでしょうか。確かに怪しいですよね。

その理由として、住まいサーフィンを開設した代表の沖有人が掲げる理念があります。
それは不動産売買における情報の非対称性を無くすことです。

昔から、不動産業者は売り手に不利益となる情報を隠すため、騙されて損をする消費者が後を絶ちません。
そんな消費者を減らすために、住まいサーフィンで購入に役立つ情報を無料公開し、理論武装してほしいとの思いがあります。

住まいサーフィンは、購入検討する全ての消費者に情報を活用してもらうため、有料ではなく無料で情報提供を行っています。

ただし、運営にはお金がかかります。
そのため、不動産業者や金融機関等の企業にコンサル提供を行い利益を得ることで、住まいサーフィンの無償利用を実現しています。

無料会員登録するだけで、全ての情報が確認できリスクなく始められます。
退会も簡単に出来ますので、まずは気軽に登録して、マンション購入を成功させましょう!

簡単無料登録はこちらから!