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住まいサーフィン編集部

[第103号]割安のリノベマンションか背伸びして新築かは究極の2択!:リノベーション体験談

2016年06月07日

最近気になるリノベーションマンション。新築マンションや普通の中古マンションではなく、どうしてリノベーションマンションを選んだの?リノベーションマンションの購入を経験した先輩たちの体験とアドバイスをご紹介します。
今回のリノベーション体験談は「割安のリノベマンションか背伸びして新築かは究極の2択!」です。

<今回のリノベ先輩>
築10-19年 リノベ済みマンションを購入 (50代前半 男性)
購入エリア:神奈川県横浜市、
検討住戸:新築マンション

<今回のリノベ先輩>

憧れのエリアでついにリノベ物件をゲット!

前々から住みたいと思っていた地区に、比較的安いリノベーション物件があると知って見に行ったのがきっかけです。同じ地区で新築は価格的に手が出ませんでした。実際に内覧すると、新築同様の状態で非常に好感触でした。また、実際に住んでいる人を見て、そこで暮らす人たちのライフスタイルがわかったうえで購入できるのも中古マンションの利点だと思います。値段と価値のバランスが最も良いと感じたのが購入したリノベ物件でした。

広いリビングと最新設備のキッチン!

第一印象で、古さを全く感じさせない今風のつくりだと思いました。間取りは、狭い3部屋の間仕切りが取られ、広い一部屋のリビングになっていました。キッチンは最新式のシステムキッチンで、蛇口はシャワー水栓です。食器洗濯機が組み込まれ、オーブンを入れるスペースがきちんと確保されていたのも良かったと思います。備え付けのクローゼットがあり、収納にも困りません。

躯体の老朽化を考えると新築という選択もあり?

憧れの地域に住居を手に入れたことで、当時はとても嬉しい気持ちでした。駅からも比較的近く、環境も思っていた通りで、妻ともども満足しています。ただ、室内は新築と変わらないとはいえ、建物の躯体そのものの老朽化は否めません。玄関ドアの古さやマンションの玄関などを見ると、多少背伸びしても新築物件の方が良かったかなと思うこともあります。特に、住宅ローンの長期固定金利がここ数年でこれほど下がるとは思っていなかったので、金利安を考えるともう少し予算を上げることができたかもしれません。今のところの満足度は70パーセントというところです。
住んだ後の生活をシミュレーションすること!
リノベーション物件に限らないことだとは思いますが、物件を購入する目的を自分の中で明確にするようなプロセスが準備として必ず必要だと思います。リノベーション物件の場合は、部屋そのものの綺麗さにとらわれず、住んでからのシミュレーションを徹底的にやってみることをおススメします。ご近所がどんな人なのか、住民層に違和感がないかをよく見ておくこと。これをやらないとトラブルのもとになります。