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住まいサーフィン編集部

[第68号]日本全国ではマンションの間取りってどんな分布になっているの?:住まいサーフィン編集部によるマンション知識

2016年08月26日

今回は 日本全国のマンションの賃貸物件について考えてみましょう。

日本全国では賃貸マンションはどんな分布になっているのでしょうか?

全国の賃貸マンションの分布は?

日本全国の賃貸マンションの募集データを地区別に集計したのが下記グラフです。

地区分け

  1. 東京
  2. 東京を除く首都圏(千葉、埼玉、神奈川)
  3. 関西6府県(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)
  4. その他の都道府県
*データ提供元:住まいサーフィン!(調査期間:2015-2016年)

賃貸マンションは東京に一極集中しています。東京が「関西6府県」や「その他の都道府県」と同等な所が注目点です。面積比で考えると東京がいかに多いかがわかります。2LDK以上の広い部屋は、「その他の都道府県」が多いことから、地方は比較的広い部屋が豊富とみる事もできますが、1道37県という分母を考えると一概にどの地方も豊富とは言えません。

マンションに価値はない?

人口減の時代にマンションを買っても意味がないという人もいますが、本当にそうでしょうか。

当然ですが、北海道に空き家が沢山あっても東京のマンション価格に影響はありません。
  • ・少子高齢化の時代だから不動産はもう無価値だ!
  • ・全国で空き家は800万戸を超えているから賃料はいずれ暴落する!
など、日本全体で考えると一見もっともそうな意見もありますが、これは地方による偏りを無視しています。現実世界には何事も偏りがあって、小さい視点と大きな視点の両方から見る事が大切だと言えそうです。

Author:いちご 先生 (住まいサーフィン編集部員)

ファイナンシャル・プランナー1級、宅地建物取引士など