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住まいサーフィン編集部

[第53号]モデルルーム見学って、いきなり行っていいの?:モデルルームの見学お作法

2015年09月13日

初めてモデルルームに足を運ばれる方であれば「予約っているの?」「必要な持ち物は?」など、たくさんの疑問が出てきます。
今回は、モデルルームを見学する際に押さえておきたいポイントと手順をご紹介します。

■モデルルームの見学に予約は必須?

物件によって異なりますが、完全予約制のモデルルームも少なくありません。
「予約制」と聞くと、営業をかけられてしまうのでは?という不安がよぎります。

もちろん見学後には、商談スペースで予算やローン試算など、希望者によっては営業担当とお話します。
様子見で来たという方であれば営業担当との商談は辞退できますが、周辺環境や設備など、たくさんの情報がもらえるため、身構えずに一度お話されることをお勧めします。

また、モデルルームは、やはり土日が混雑します。
予約された方が優先案内されるため、時間を有意義に使うためにも、予約は重要になってきます。

■モデルルームの見学手順は?

実際にモデルルームでは、どのような手順で見学が進められるのかをご紹介します。

<受付>

予約をされている方であれば、名前を告げて下さい。
そしてアンケートが手渡されるため、氏名・住所・生年月日・年収・職業・希望間取りなどを記入します。

<シアタールームへ移動>

多くのマンションには、シアタールームが設けられています。
マンション自体のコンセプトや周辺環境など、映像とナレーションを通して、より具体的なイメージを掴むことができます。

また模型コーナーも大変便利です。周辺の病院、教育施設、公園などが再現されており、マンション敷地内での駐車場や駐輪場、エレベーターの位置など、全体像を掴むために有効なツールになります。

<モデルルームへ移動>

いよいよ、モデルルームの見学です。
検討している間取りタイプがモデルルーム化されていない場合でも、マンションの雰囲気や特徴を立体的な空間として捉えることのできる、唯一の場所になります。

この時、室内に置かれている家具などは、オプション購入可能なものも並べられています。
そのため併せて家具や設備の買い替えを検討されている方は、部屋の中に置いた際の雰囲気も確認できるため、間取りだけでなく、室内全体の確認が重要になってくるでしょう。

■モデルルーム見学での注意点

モデルルーム見学の際に気になるのが、服装と持ち物です。
通常、用意されているスリッパに履き替えるため、脱ぎにくい靴は避け、最低限靴下は履いていくようにしましょう。

また、持ち物として便利なものは、以下の通りです。
・気付いたことを書き込めるノート(配布資料に書き込んでもOK)
・デジタルカメラ(使用不可の物件もあるため要注意)
・既存家具のサイズ表(あらかじめ計測してきて下さい)
・メジャー(設置できる家具のサイズを測ります)
・コンパス(室内で正確な方角が把握できます)

メジャーはモデルルームに設置されていることもあります。
また商談を希望される方は、ローン試算時に現在の貯蓄額と年収額が必要になります。

■平均見学物件は4~5件

多くの方が購入に至るまでに、4~5件のモデルルームに足を運んでいます。
まずは1件訪れてみることで、見学の手順はもちろん、それぞれの物件のメリット・デメリットに気付けるようになるはずです。

「予約をする」「脱ぎにくい靴は避け、靴下を履く」「コンパスやデジタルカメラを持参する」初心者の方でも、この3点を実践することで、モデルルームでポイントを押さえた見学ができるでしょう。