地震対策ばっちりなマンションに住みたい!
2011年3月に起きた東日本大震災。大きな地震を経験したらなおさら、やはり地震がきても安心できるマンションに住みたい!と考えちゃいますよね。
今回は最先端のマンションの地震対策をご紹介します。
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免制震(めんせいしん)とは?
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最新のハイブリッドな地震対策がこれ!
■地震対策の種類って?
マンションにおける地震対策は、大きく1.耐震 2.免震 3.制震の3つに分かれます。
耐震は、地震の力に対して、基礎の力で耐える技術。震度6~7程度の地震がきても倒壊しないようにというのが、最低限の基準として法律で定められています。ただ地震によって基礎の部分が歪んでしまったりするととたんに強度が落ちるのが難点。繰り返し強い揺れが出たようなケースは想定されていません。
免震とは、基礎部分にダンパーのようなバネを設置し、その上に建物を設置することで、地盤が揺れても、建物に直接ダメージがいかないように工夫されています。地盤から少し浮いた構造になるため高コストになりやすく、またメンテナンスにも費用がかかる工法ですが、一番部屋への揺れのダメージが少ないとされています。
制震とは建物に地震のエネルギーを吸収するようなバネなどを建物に組み込む工法です。コスト的にも比較的おさえられるほか、部屋への揺れのダメージもある程度おさえられ、最近のマンションではよく取り入れられている工法です。■ハイブリッドマンションとは?
ハイブリッドマンションとは、上記にあげた耐震・免震・制震の技術が組み合わされたマンションのこと。特に免震・制震の技術を組み合わせた免制震は最近大注目されている技術で、タワーマンションなどで多く導入されています。
地上の揺れを基礎に設置されたダンパーである程度揺れを吸収し、吸収しきれなかった分の揺れを建物の構造に組み込まれた方のダンパーで吸収するため建物への影響は軽微というのが特徴。繰り返しの強い揺れにも対応できる、新しいタイプの地震対策です。■その他最新のマンションには工夫がいっぱい!
やはり地震への強さで考えると、新築・築浅のマンションはとても魅力的。その他、標準のキッチンの吊戸棚には強い揺れの際には自動的にロックがかかる仕組みがついていたり、最新鋭の設備も見逃せません。
マンションは一生のお買い物。きたるべき大きな地震に備え、建物の構造に着目し、より頑丈なマンションを!という視点で、迷った時は比べてみてもよいかもしれません。供えあれば憂いなし!是非マンションの構造にも注目してみてくださいね。