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最近は住宅価格の値上がりが続いていますが、特に東京23区を始めとする新築マンション価格の高騰が目立ちます。
少しでも安く購入するために「値引きして欲しい」と考える方も多いのではないでしょうか。
マンションは大きい買い物です。1割でも値切ることに成功すれば、物件の値段は数百万円も安くなります!
しかし「どうやって値引き交渉すればいいかわからない」と悩む方もいらっしゃると思います。
本記事では、新築マンションの値引きについて、ベストな交渉のタイミングやコツを解説します。
マイホームを探している方は必見です!
目次
1.新築マンションは値引きできる?
そもそも、新築マンションを値切ることは可能なのでしょうか。
新築マンションは不動産会社の提示する値段でしか購入できないのでは?と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際には売主が承諾すれば値引きしてもらうことは可能です。
ただし、新築マンションの中には抽選となる人気物件もあるため、全てのマンションで値下げしてもらえるわけではありません。
値引きの必要がない人気の物件では、交渉しても断られるケースもあります。
ここからは、新築マンションの値引き交渉の方法を詳しく解説します。
2.値引きできるマンションの見分け方とは?
全ての新築マンションが常に値引きで購入できるわけではありません。値引きされやすい物件や交渉しやすいタイミングが存在します。
ご自身が検討中のマンションが、値引きしやすい条件に当てはまる場合、交渉の余地があるかもしれません。
値引きしやすいマンション(お部屋)の特徴やタイミングについて、それぞれ解説していきます。
竣工後または完成済みのマンション
新築マンションは一般的に、建設中の段階から販売が開始されます。
マンションが完成する頃は、全戸完売済みとなるのが当たり前のようになっています。
しかし、一部の新築マンションは竣工後にも販売活動が続いている場合があります。
竣工後マンションは、管理費や修繕積立金といった維持費を販売会社が負担することになります。販売期間が長引けば長引くほど、販促費や人件費などの諸経費がかさむことになります。
このような理由で、竣工後マンションは値引きしてでも早めに売却したいと考える売主も多いです。
残戸数が少ない先着順のマンション
先着順の新築マンションで、残戸数が少ない場合は値下げしてもらえる可能性が高くなります。
新築マンションでは第1期・第2期と期を分けて販売を進めるケースが一般的です。同じ期の中でも1次・2次と複数回販売することもあります。
販売会社は期ごとの売れ行きを見て「どんな部屋が人気か?」「販売価格は適正か」などを分析し、次の販売期に生かしています。ここで重要なのは、各販売期で完売実績を作ってマンションの売れ行きが好調であると示すことです。
売れ残りを出さないために、販売期内で先着順となっている物件は端数切りなど多少の値引きをしてもらえる可能性があります。
さらに、全戸販売間近で残り1~3邸という段階になると、売主は少しでも早く販売活動を終わらせたいと考え始めます。
期内での先着順販売よりも、さらに値引きしてもらえる可能性が高いのでチェックしてみましょう。
竣工から1年が経過したマンション
新築マンションとして販売できるのは、竣工から1年以内となっています。
竣工から1年を過ぎたマンションは未入居であっても、中古マンションと同じ扱いとなってしまいます。
多くの売主は、新築マンションとして販売できる間にすべての住戸を売り切りたいと考えています。
このような事情により、竣工から1年を経過した物件は値引きしてもらえる可能性が高くなります。
棟内モデルルームとして使われているお部屋
新築マンションは一般的に、マンションとは別の場所にモデルルームを設けています。
しかし、マンションの完成後は、実際の部屋を棟内モデルルームとして使用することがあります。
棟内モデルルームとして使用される部屋には不特定多数の見学者が訪れます。
そのため、モデルルームとして使われた部屋は、他の部屋と比べて少し安く販売してもらえる可能性が高いです。
また、物件価格の値引きではないですが、モデルルームの家具をつけてもらうといったようなケースもあります。
決算時期は値切れるタイミング
家電や日用品で「決算セール」の文言を見ることがあると思いますが、マンションも例外ではありません。
例えば、営業担当がノルマを未達成であるといった事情がある場合、値引きに応じてくれる可能性が高くなります!
多くの会社は決算時期を3月末としているため、2月頃が狙い目といえるでしょう。
3.新築マンションの値引き交渉のコツ
ここまで、値引きしてもらいやすいマンションの特徴をご説明してきました。
そうは言っても、どのように値引き交渉を切り出せばよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
マンションの値引き交渉を試みる際は、次のようなことに気を付けましょう。
購入意思を強く伝える
まず、本気で購入したいという意思を明確に伝えることが大切です。
多くの場合は、営業担当者の一存で値引きを決定できるのではなく会社に掛け合って判断してもらうことになります。そのため「値引きしてもらえたら絶対に購入します」という強い意思表示を行うようにしましょう。
端数切りの交渉をする
住宅の値引き交渉で多いのは端数切りをしてもらうパターンです。
端数切りとは、下2桁の金額をカットしてもらうことをいいます。
例えば、マンションの価格が6,990万円の場合、下2桁の90万円を値引きしてもらえることになります。
残戸数が少なくなってきたマンションなどでよく見られる値引き交渉です。値引きを切り出す場合は、まず端数切りから交渉してみることをおすすめします。
周辺エリアの相場と比較する
検討中のマンション価格が適正価格かどうかについても確認することをおすすめします。
適正価格かどうかを見極めるには、マンション周辺エリアで販売中の新築・中古マンションの比較が必要です。
具体的には、次のような点をチェックしてみると良いでしょう。
- ● 販売価格
- ● 立地条件(駅からの距離など)
- ● マンションの規模
- ● マンションのグレード
こういった条件を比較した結果、他の物件より割高感があると感じた場合は値引き交渉の材料となるかもしれません。
また、すでにいくつかのモデルルームに通っている方もいらっしゃると思います。
悩んでいる理由が価格なのであれば「検討中の他マンションより●●万円高いので購入に迷っている」といったように具体的な理由を伝えてみるのもよいでしょう。
周辺エリアの物件とどれくらいの金額差があるかを示すことで、営業担当者も値引きを検討しやすくなります。
住宅ローンの仮審査を通しておく
不動産会社にとっては、値引きをするからには確実に購入してほしいものです。
値引きをしてもらったら確実に売買契約が結べるよう、購入資金の準備を整えておきましょう。
欲しい物件があっても、住宅ローン審査が通らなければ購入することはできません。
住宅ローンの事前審査が通るのか、親族に資金援助してもらえるかなどを事前に確認する必要があります。
また、新築マンションの初期費用の相場はだいたいマンション価格の3~5%程度といわれています。
頭金なしで購入する場合も、手付金や手数料の費用で数百万円程度の現金が必要となりますのでご注意ください。
現金で一括購入する
あまりないパターンかもしれませんが、マンションを現金一括で購入する場合、値引きに応じてくれる売主もいます。
「キャッシュで即決」というのは、どの業界においても値引き交渉ができるチャンスといえます。
しかし、マンションは大きな買い物です。住宅ローンを組まずに一括購入するのは、手元の資金に余裕があるときのみが良いでしょう。
マンション一括購入についてのメリット・デメリットは以下の記事でも解説しています。
マンションを現金一括で購入するメリット&デメリットとは?住宅ローンと徹底比較!
2024/10/10
マンションを現金一括で購入するメリット・デメリットや現金一括購入が向いている人についてご紹介していきます。
4.新築マンションの値引き相場は1割が限度
さて、実際に新築マンションはどれくらい値引きしてもらえるのでしょうか。
不動産会社やマンションにより異なりますが、一般的には1割程度が値引きの限度であるといわれています。2割以上値引きできるマンションは何らかの理由で不人気物件かもしれませんので注意が必要です。
物件の販売状況によって変わりますが、まず諸費用分の2%~3%、次に5%、最後に10% という3段階が値引きの目途になるでしょう。または、200万円、500万円など金額提示があるパターンもあります。
現在、新築マンションの売主は大手不動産会社が大多数となっています。大手不動産会社は財務状況がよく、多くの在庫を抱えても問題ないため、マンションを売り急ぐ必要がありません。
そのため、大幅な値下げは難しい傾向があります。値引き交渉に失敗した場合は、他の部分でおまけしてもらえないか交渉するのも手です。具体的な方法は次の章で解説します。
5.値引きできないマンションの場合はどうする?
値引きに失敗してしまった場合やタイミングによっては値引き交渉すらできない場合もあるでしょう。
しかし、マンション価格以外の部分で値引きに相当するおまけをしてもらえる可能性はあります。
また、値引きできなかった場合は初期費用を抑えるための対策も検討しましょう!
モデルルームの家具をつけてもらう
棟内モデルルームを購入する場合、設置されているインテリアをもらえる可能性があります。
モデルルームでは部屋を美しく見せるため、センスの良いインテリアが置かれています。
そのまま綺麗な家具をもらって住むことができるのは魅力的ですよね。
家具やエアコン、照明を譲ってもらえれば、値引きをしてもらえなくても初期費用を浮かせることが出来ます。
引っ越し時に家具一式を新調するとなると、百万円単位の出費となることもざらにありますので交渉して損はないでしょう。
オプションをつけてもらう
新築マンションでは、内装や設備を標準仕様からランクアップすることや、有料で追加できるオプションサービスがあります。
値引きしてもらえなかった場合に、一部のオプションを無料でサービスしてもらえる可能性があります。
ただし、マンション契約後のオプション会ではなく、売買契約前の段階で交渉を行いましょう。
初期費用を抑える
新築マンションを購入する際、物件価格以外にも3~5%程度の初期費用がかかってきます。
そのため、初期費用を削減することでトータルのコストを抑えることができます。
初期費用の中で削減しやすいのは、住宅ローンに関する費用です。
各金融機関によって、住宅ローンの事務手数料・保証料・金利などが異なります。
複数の金融機関を事前に比較して、初期費用や金利の安い銀行を選ぶようにしましょう!
住宅ローンの金利については、毎月更新のこちらの記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
6.新築マンション値引きの失敗体験談
最後に、住まいサーフィンの「実録!マンション・一戸建て購入のしくじり体験談」から、新築マンション購入時における値引きについての失敗談を紹介します。

値引きにつられて購入。購入後にさらに値下がりしてショック!
最上階での中で一番価格の安い部屋を購入しました。購入時にさらに値下げ交渉を行い、値引きをしてもらいました。しかし、購入後にマンション価格が更に下落。値引きにつられて慌てて購入してしまったのが失敗でした。(30代前半・女性)
>>詳しく読む

価格交渉を一切せずに、購入したものの、後で大幅値引きを知ってトホホ
妻が実家近くの新築物件ということで、べた惚れしてしまったため、価格交渉の余地なく契約をしてしまいました。入居後、一部物件が売れ残り、格安で売り叩かれていたのを知って、ショックでした。(40代後半・男性)
>>詳しく読む

理想の部屋ではなく、売れ残りを買ったことに後悔
残り少ない物件だったため、価格交渉で値引きしてもらえた事が決め手になりました。ただ、売れ残りというか、数件残っていた部屋の1つだったので、好きな場所が選べなかったことがひっかかっています。他の部屋に比べて格安でしたが、やはり売れ残っている=選ぶ人がいなかった部屋だったので、中古でもいいから、最上階・角部屋など、住んでみたいと思う理想の部屋を選べばよかったと思いました。(40代後半・女性)
>>詳しく読む
7.まとめ
この記事では、新築マンションの値引き交渉の方法やコツについて解説してきました。
タイミングによっては値引き交渉に成功する場合も多いです。オプションの交渉やモデルルームを狙うのも一つの方法でしょう。
また、トータルコストを抑えるためには、物件の値段だけに注目するのではなく初期費用の削減も重要なポイントです。住宅ローンを組む際は、各金融機関の情報についても事前にチェックしましょう。
マンションは少しでも安く購入したいものですが、値引きを目当てに売れ残り物件を購入してしまうのは危険です。立地条件が悪いマンションを購入後、大幅に値下がりしてしまったという失敗談もありました。
マンション購入時は、資産価値が低い物件ではないか見極めが必要です。そのため、情報収集して購入前に準備することが必須です。
また、値引き交渉をしない場合、最初から割安なお部屋を狙って購入するという方法もあります。
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- ● 「階数や間取りで価格がバラバラ。どの部屋が一番お得で割安なのか分かったら良いな」
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