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角住戸とは、マンションの各フロアの端にある部屋を指します。
他の部屋と接する壁面が少ない角部屋は人気が高いですが、プラス面が多い一方でマイナス面もあります。
本記事では角住戸のメリットとデメリット、向いている人を詳しく解説します。
目次
1.マンションの角住戸とは?
角住戸(角部屋)とは、マンションの各フロアの一番端の住戸をさします。
妻住戸(読み方:つまじゅうこ)も同様の意味で使われる用語です。妻とは建築用語で「端」を意味します。
マンションの配置図を見ると、片方の壁面が外壁となる「角部屋」と、両方の壁面が他の部屋に挟まれている「中部屋」とが存在していることが分かりますね。
一般的なマンション形状である板状マンションの場合、角部屋は1フロアに2部屋となるのが一般的です。
また、「ロの字」をしたタワーマンション等の場合、屈折部分の住戸も角住戸と定義されています。
下記のように、ワンフロアごとの住戸数が少ないマンションほど角部屋率は高くなります。
2.角住戸のメリット
ここからは角住戸ならではのメリットについて見ていきましょう。
窓が多いため開放感がある
角住戸は外壁に接している面が中部屋より多い分、窓が多く取れます。
角部屋の間取り図
中部屋の間取り図
中部屋の場合、採光部はリビングの1面ですが、角部屋の場合は採光部が2面以上となります。
窓が多く、日当たりや通気性が良い点が角住戸の最大のメリットといえるでしょう。
騒音に悩まされにくい
両側を他の住戸に挟まれている中住戸に対し、片側のみの角住戸は隣人の生活音に悩まされる可能性が低いです。
プライバシーが保たれやすい
角住戸は各フロアの中で最も奥まった位置にあるのが一般的です。
住戸前の廊下を行き来する人が少なくなるため、プライバシーを守りやすくなります。
バルコニーが広い場合も
角住戸の場合、二面バルコニーやルーフバルコニーが設けられている住戸プランも多くなります。
バルコニーが広いと、ベランダで植物を育てたり、アウトドアチェアを置いて余暇を楽しんだりといった使い方もできます。
3.角住戸のデメリット
角住戸には解放感といったメリットが多い一方で、いくつかのデメリットもあります。
窓が多いため光熱費がかかる
角住戸は窓が多く、また片面が外壁であることから、中住戸と比較し外気温の影響を受けやすくなります。
冬は寒く、夏は暑くなりやすいため、光熱費が高くなる傾向があります。
断熱性が気になる方は、性能の高い窓・サッシを採用しているマンションを選ぶ、窓に内窓を付けるといった対策をとってもよいでしょう。
外からの騒音が気になる場合がある
角住戸は窓が多い分、外からの騒音が気になる場合があります。
幹線道路からの自動車の音や通行人の視線が気になる場合があるので注意しましょう。
低層階を検討する場合は特に、周辺環境の確認が必須です。
物件価格が高くなる
角住戸は人気が高く、かつマンション内での比率が少ないです。
そのため、中住戸と比較し、物件価格が高く設定されている傾向があります。
納得ができる価格差であればよいですが、明らかに割高な場合は避けた方が良いでしょう。
新築マンションの角住戸・中住戸のどちらを選ぶかお悩みの方は、住戸別の割安度が一目で分かる「住戸比較レポート」を是非ご活用ください。
家具が配置しづらい場合がある
窓やバルコニーが多い部屋は壁の面積が狭くなるため、家具の配置に迷う可能性があります。
入居前に大型家具のレイアウトをイメージしておくと後悔を減らせるでしょう。
4.角住戸・中住戸が向いている人とは?
角住戸・中住戸にはそれぞれの良さがあり、向いている人が異なります。
下記にまとめましたのでご参考にしていただければ幸いです。
角住戸が向いている人
角住戸の最大の魅力は、やはり窓が多いことでの日当たりの良さや開放感です。
明るい部屋で暮らしたい、通気性の良さを重視したい、開放感のある空間で暮らしたい方には角住戸がおすすめと言えます。
また、バルコニーで余暇を楽しみたい、広い部屋で暮らしたいといった方にも角住戸がおすすめです。
中住戸が向いている人
中住戸の魅力は、断熱効率が高い点・家具配置がしやすく様々なインテリアレイアウトが楽しめる点です。
また、物件価格も安く抑えられます。
日中家にいる時間が短く、主な在宅時間が夜になる方にとっては中住戸の方が経済的と言えるでしょう。
5.まとめ
本記事では、角住戸のメリット・デメリットや向いている人について解説しました。
中住戸との違いもご理解いただけたかと思います。
また、マンション価格が高止まりしている今、マンション購入でなるべく損をしたくないと考えている方も多いのではないでしょうか。
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