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住まいサーフィン編集部

保育園で行われている英語教育とは?プリスクールとの違いも解説!

2023年09月15日

更新日最終更新日:

小学校3年生からの英語必修化が始まり、英語の若年教育が進みつつある現在。保育園・幼稚園でも英語教育を取り入れるケースが増えています。

今回のコラムでは、保育園で英語教育の現状やメリットを解説。また、保育園・英語幼稚園・プリスクールの違いを比較していきます。

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1.保育園での英語教育の現状

まずは、保育園での英語教育の現状を見ていきましょう。

ベネッセ教育総合研究所が2018年に行った調査「第3回 幼児教育・保育についての基本調査」によると、私立・私営の園では全体の半数以上の園で英語活動が行われています。

(参考)第3回 幼児教育・保育についての基本調査

英語活動の目的としては、小学校から始まる英語活動の準備を狙いとするケースが多いです。保育士が英語活動を行うのではなく、外部から英語講師を招き、歌やダンス・ゲーム・絵本等を用いて英語に楽しく触れることができる内容が主となっています。

(参考)ベネッセ英語レッスン 委託事業

認可保育園(認可保育所)でも英語教育は実施されている

認可保育園でも、通常保育の時間内で英語教育が実施されているケースが多くあります。

英語教育を受けるために別途習い事に通わせなくても、小学校に入る前に英語に触れることが可能です。

東京都港区の「ニチイキッズ芝公園保育園」の例

週1回/外部講師によるレッスン

(参考)ニチイキッズ芝公園保育園 英語レッスン

首都圏を中心に保育所を展開する「にじいろ保育園」の例

月1回/ネイティブの外部講師によるレッスン

(参考)にじいろ保育園 英語レッスン

英語教育を取り入れている保育園をご希望の方は、お住まいの自治体のホームページより認可保育園の一覧をチェック。各保育園のホームページで保育プログラムの内容を確認してみてください。

2.保育園で英語教育を行うメリット・デメリット

続いて、保育園で英語教育を行うメリットとデメリットをご紹介します。

保育園で英語教育を行うメリット

英語に慣れておくことができる

小さいうちに楽しみながら英語に触れておくことで、外国語への親しみを持ちやすくなります。保育園で英語に触れたことがある状態で、小学校からの英語教育へスムーズに移行できるのは大きなメリットです。

正しい発音が身に付く

英語をスムーズに聞き取り理解することのできる「英語耳」を発達させるには、1歳でも早いうちから英語に触れさせた方がよいという意見が多くきかれます。五感の鋭い幼少期から英語に触れておくことで、正確な発音やイントネーションを身につきやすくなるメリットがあります。

保育園で英語教育を受け、お子さんが興味を持った場合は、さらに高度な教育を受けられる教室に通うというのもよいかもしれません。

保育園で英語教育を行うデメリット

母国語の習得が不十分になるという声も

幼少期に受ける英語教育のデメリットとして多く挙げられるのが、母国語である日本語の習得に支障をきたすという説。日本語と英語を同時に学ぶことでお子さんが混乱してしまい、日本語での十分な理解力が身に付かないのではないか、と心配する意見が根強くあります。

しかし、日々の生活を日本語で行っているのであれば、日常的に交わされる会話のなかで自然に日本語は習得できますので全く問題はありません。

3.保育園と英語幼稚園・プリスクールとの違い

幼少期における英語教育の有用性を知ったところで、より本格的な英語教育施設が気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。この項では保育園と英語幼稚園、プリスクールの違いを比較していきます。

英語幼稚園やプリスクールとは、日本人の未就学児向けに英語で日常保育を行う保育施設を指します。

また、インターナショナルスクールという場合には、主に母国語が外国語の子どもが通うスクールを指すケースが多いです。

カリキュラム

一般の保育園・幼稚園での英語教育は週に数回~月1回行われ、通常のカリキュラムではなく特別なプログラムの位置づけとされているケースが一般的です。

しかし、英語幼稚園もしくはプリスクールの場合、日常生活の全てで英語を使って過ごします。ネイティブの先生も多く在籍しており、英語が身に付くスピードは圧倒的。本格的な英語教育を行いたいご家庭にはおすすめです。

また、使用言語が英語のみのスクールに不安を感じる場合は、日本語と英語を併用するスクールもありますので、お子さんの性格や言語環境に合わせてスクールを選択することが望ましいです。

プリスクールの注意点としては、プリスクールは自治体の認可を受けていない、認可外の保育施設である点。そのため、職員や教育カリキュラムの質、施設の雰囲気にはかなりのばらつきがあります。

認可保育園とは異なり、保育料を自由に設定できるため、独自の教育メソッドなど質の高い教育を提供するプリスクールがある一方で、なかには施設が充実していないという場合も。

プリスクールを検討する場合は、施設見学や職員への質問等を入念に行った上でスクールを選ぶことをおすすめします。

対象年齢

認可保育園の場合、対象年齢は0歳から5歳。4月1日現在の年齢でクラスが決定されます。

プリスクールの対象年齢は施設によって異なりますが、多くのスクールが2歳から5歳となっています。なかには0歳児からのクラスを設けているプリスクールも存在しますが、週5の預かりではなく、週に数回の親子で参加する習い事のようなコースのみの場合も。

そのため、共働き世帯でプリスクールへの進学を考えている場合、0~2歳は保育園に通い、2歳からはプリスクールに切り替えるといったご家庭も多いようです。

保育時間

認可保育園の標準保育時間は、1日最大11時間と決められています。自治体により異なりますが、閉園時間は19時前後となっています。

一方、プリスクールの保育時間は施設によってまちまちです。

幼稚園のように9:00~14:00の5時間程度のスクールもあれば、認可保育園と同様の朝7時すぎから19時ごろの時間まで預けることが可能なスクールも存在します。

また最近では、共働き世帯向けに通学バスを運行しているプリスクールも多くなっています。

もし、通わせたいプリスクールの保育時間が短い場合には、プリスクールを諦めるのではなく、保育園とプリスクールを併用して通学しているといった声も。

週に数回保育園を休んでプリスクールに通学する方法や、保育園を中抜けしてプリスクールに通う方法等がありますので、パパママの勤務スタイルに合わせてプリスクールに通学させることが可能です。(保育園が対応可能な場合に限ります)

費用

認可保育園の保育料は住民税の額により決定されています。そして、3歳から5歳までの子供は幼保無償化により、保育料は無料になっています。

それに対し、プリスクールの費用は月5万円台から10万円を超える金額まで園によってまちまちです。一部プリスクールについては補助金をもらえる場合もありますが、保育園・幼稚園と比較すると費用は高額になります。

このように、認可保育園とプリスクールでは制度や方針に様々な違いがあります。

ご自宅で英語の動画を流して一緒に観るなど、家庭学習でも英語に親しんでいくことは十分に可能ですので、ご家庭の状況にあった施設を選択することがベストといえます。

認可保育園の保育料についてはこちらのコラムでさらに詳しく解説しています。

保育園の費用はいくら?

2023/09/15

年齢別、施設別の保育園費用の目安を解説します。

4.まとめ

  • ● 保育園での英語教育は英語に慣れさせる目的で実施されている
  • ● 本格的に英語を習得させたい場合はプリスクールがおすすめ

今回のコラムでは保育園での英語教育について解説しました。保育園の利用料が高い地域の場合、プリスクールとの費用差はそれほど大きくない場合もあります。保育時間や費用の差を踏まえて、ご家庭にあった保育施設を選択したいですね。

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