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デザイナーズマンションは「おしゃれで個性的」「かっこいい」など良いイメージがあるかもしれません。
しかし、住んだ経験がある人からは「住みにくかった」「デザイナーズマンションはやめとけ」という声も挙がっています。
デザイン性が高い物件でも、実際に住んでみると理想と現実のギャップが大きかったというケースが多いようです。
今回の記事では、デザイナーズマンションの特徴、メリット・デメリット、適切なマンションの選び方について解説します!
1. デザイナーズマンションとは
まずは「デザイナーズマンションとはどのようなマンションを指すのか?」「どんな人におすすめなのか?」について見ていきましょう。
デザイナーズマンションに定義はあるの?
デザイナーズマンションとは、その名の通り建築家やデザイナーがこだわりを持って設計したマンションを指します。
しかし、デザイナーズマンションに明確な定義があるわけではないです。「個性的な外観のマンション」や「室内がおしゃれにリノベーションされている築古マンション」がデザイナーズマンションと呼ばれることもしばしばです。
そこで、よくあるデザイナーズマンションの特徴を見てみましょう。
- ● コンクリート打ちっぱなしの外観
- ● 広いワンルームの間取り
- ● バスルームがガラス張り
- ● 窓が大きくて開放的
- ● メゾネットタイプ
- ● 著名な建築家やデザイナーが手掛けている
- ● 都心部の賃貸物件に多く見られる
このように、通常の物件よりもコンセプトが明確で、外観や内装デザインに特徴があるマンションについては、デザイナーズマンションと表記されることが多いです。
また、デザイナーズマンションは都心部かつ賃貸物件に多いのも特徴です。
1990年代後半より都心部を中心に注目を集め、主に賃貸物件でよく見られるようになりました。現在でもこの傾向は変わっていません。
しかし最近では、デザイン性の高い分譲マンションや内装にこだわったリノベーション物件なども増えてきました。
そのため「おしゃれな物件に住みたい」という方にとっては選択肢の幅が広がっているといえるでしょう。
デザイナーズマンションがおすすめの人は?
一概には言えませんが、デザイナーズマンションは次のような人におすすめです。
- ● とにかくデザイン性を重視する人
- ● クリエイティブな仕事をしている人
- ● 家で多くの時間を過ごす人
- ● 来客が多い人
- ● おしゃれな家具を置きたい人
デザイナーズマンションは、一般的なマンションよりも個性的な外観や内装が特徴です。
住人には、おしゃれな生活を求める方やクリエイティブな仕事をしている方が多いです。また、主に家で仕事をする方や来客が多い方にとっても満足感のある住まいになるでしょう。
次の章では、デザイナーズマンションのメリットとデメリットを具体的に解説します。
2. デザイナーズマンションに住むメリット
この章では、デザイナーズマンションに住むメリットについて解説します。
デザイナーズマンションの主なメリットは次のとおりです。
① 唯一無二の個性的なデザイン
デザイナーズマンションの最も大きな特徴は、何といっても高いデザイン性です。
一般的なマンションにはないユニークな外観や内装のため、他では味わえないような特別な住環境を手に入れることができます!
② おしゃれなライフスタイルを送ることができる
デザイナーズマンションは、間取りや内装自体にデザイナーのこだわりを反映した物件が多いです。
そのため、普通のマンションではアンバランスになってしまいそうな個性的な家具でもマッチしやすく、おしゃれなインテリアコーディネートを楽しむことができます。
また、デザイナーズマンションに住むことで、友人や知人を招待したくなるような洗練された雰囲気を味わえるのも魅力の1つです。
単なる「住まい」だけではなく、個人の嗜好やライフスタイルを彩ることができる点はデザイナーズマンションの大きなメリットといえるでしょう。
③ 防音性が高い
デザイナーズマンションにはコンクリート打ちっぱなしの物件もよく見られますが、コンクリートは音を通しにくいため防音性が高いといわれています。
コンクリート壁の密度が高いと防音性が高くなり、一般のRC造マンションよりも生活音や周辺の騒音を気にする必要がないというメリットがあります。
しかし、後ほど紹介する「4.デザイナーズマンションに住んだ人の失敗談」では「防音性の低いデザイナーズマンションに住んでしまった」という声もあり、防音性については物件によって異なるようです。
特に、築古のマンションをリノベーションした物件は室内がきれいでも構造が古く、防音性が劣っているケースもあります。
マンションを選ぶ際は、室内の環境だけではなく構造も確認するようにしましょう。
④ 住人の属性が良い
デザイナーズマンションを選ぶ人は、ライフスタイルにこだわりを持つ人が多いです。住人同士の価値観が合いやすく、自然と交流が生まれやすいというメリットがあります。
また、一般的にデザイナーズマンションは比較的高い賃料や購入価格が設定されています。そのため、経済的に余裕のある層が集まりやすく、住環境の質が高く保たれていることが多いです。
近隣トラブルといった問題も、家賃の安い物件と比較すると少ない傾向にあります。
3.デザイナーズマンションはやめとけ!その理由は?
デザイナーズマンションはおしゃれで個性的という魅力的なメリットもある一方で、「やめとけ」という声もあります。
なぜ「デザイナーズマンションはやめとけ」と言われるのでしょうか?デザイナーズマンションのデメリットは次のとおりです。
家賃が高い
デザイナーズマンションは都心の賃貸物件に多く見られますが、周辺の相場よりも比較的高めの家賃設定となっています。
全体的にデザイン性が高く、使用する建材もグレードの高いものが多いため、建築単価が高騰してしまうといった要因があります。
また、デザイナーズマンションは経済的に余裕がある方の需要が多いため、割高感のある家賃となっています。
間取りが使いにくい
都心部の賃貸物件でデザイナーズマンションを探すと、間取りの多くはワンルームや1LDKとなっています。
一人暮らしの方にとっては十分かもしれませんが、ファミリー層にはあまり向かない間取りです。中には、1LDKで100㎡超という広さがある個性的な間取りの物件も見られます。
広さが十分あっても部屋数が少ないので、家具の配置や収納の少なさに悩んでしまうケースも出てくるでしょう。
また「バスルーム・トイレ・洗面所が一体になっている物件」もあり、共同生活する場合や来客があった際は使いにくいという声もあります。
洗濯や掃除が大変なことも
デザイン性の高いマンションでは、洗濯や掃除などの日常的な家事が大変というデメリットもあります。
大きな窓ガラスがある部屋や全面ガラス張りのバスルームなど、ガラスを多用しているデザイナーズマンションでは、綺麗に保つための掃除が欠かせません。
また、ベランダを設けていないデザイナーズマンションも多いです。ベランダがない物件では、外で洗濯物を干すことができません。
また、周辺の景観を損なわないように洗濯物の外干しを禁止している物件もあります。
ランドリースペースがない場合は居室に洗濯物を干すことになり、せっかくのおしゃれさが半減することになってしまいます。
物件数が少ない
デザイナーズマンションは都心部によく見られますが、物件数はそこまで多くありません。
そのため、希望するエリアや条件に合うデザイナーズマンションを見つけるのが難しい場合があります。
特に人気のあるエリアでは、競争率が高いため家賃も高くなるという傾向があります。
断熱性が低い
デザイナーズマンションでよく見られるコンクリート打ちっぱなしのマンションは、断熱性が低いというデメリットがあります。
特に、築年数の経ったマンションでは断熱材が施されてないこともあるので注意が必要です。
コンクリートは熱伝導率が高く、外からの熱が室内に伝わりやすいという性質があります。そのため「冬は寒くて、夏は暑い」という状況に陥りがちです。冬場はコンクリート材の冷たさが影響し、余計に寒く感じてしまうでしょう。
また、築古マンションをリノベーションした場合も同様に、断熱性が低い恐れがあります。
断熱性の低い住宅では、エネルギー効率が低く、結果として冷暖房費用がかさんでしまうことも考えられます。
近年、政府は省エネ性・断熱性の高い住宅を推進しており、これからの住宅は季節を問わず快適に生活できる物件が増えていく見込みです。
こうした最新の住宅と比較してしまうと、快適性が劣るというデメリットを避けることはできないでしょう。
断熱性については、後ほど詳しく解説します。4. デザイナーズマンションに住んだ人の失敗談
ここからは住まいサーフィンの「実録!マンション・一戸建て購入のしくじり体験談」から、デザイナーズマンションやリノベーション物件に住んだ人の失敗談を厳選しました。マンションを選ぶ際は、失敗談も参考にするとよいでしょう!
失敗談① 防音設備がないデザイナーズマンションだった

おシャレなデザイナーズリノベ、でも防音設備がない!
おしゃれなデザイナーズリノベのマンションを購入。しかし、防音設備がありませんでした。室内はおしゃれですが、国道の車が通る音が部屋に響きます。騒音に敏感な住人はちょっとした物音にもイライラしているようです。自分は平気だとしても、騒音はマンション全体の問題になってしまいます。>>この体験談をもっと詳しく見る
失敗談② フルリノベーションしたけど、共用部は古いまま

マンションの専有部はフルリノベ、でも共有部分に不具合が…
専有部分がフルリノベーションされているので、キッチンや洗面台など水回りが清潔に使用できる所が一番満足しています。しかし、築年数がかなり経っているマンションのため、網戸やドアなど共有部の不具合が多いです。工務店にお願いすれば、数万円で直してもらえる範囲の箇所ですが、地味に費用がかかります。>>この体験談をもっと詳しく見る
5.デザイナーズマンション選びで後悔しないために
「デザイナーズマンションはおしゃれでかっこいい!」というイメージが先行しがちですが、デメリットも多いと分かりました。
また、デザイナーズマンションに住んだ人の失敗談も多く見かけます。
では、デザイナーズマンション選びで失敗しないためにはどうすればよいのでしょうか?マンション選びで後悔しないための対策を紹介します。
設備や生活導線も確認する
デザイナーズマンションを検討する人は、デザイン性を最も重視していると思います。
しかし、マンションの設備や実際に住んだ時の生活導線についてもよく確認することをおすすめします。
特に、築年数の経った物件やリノベーション物件では、見た目がおしゃれでも設備が古いままというケースが非常に多いので注意が必要です。
内覧時に確認するべき設備については、こちらの記事も参考にしてみてください。共用部・玄関・居室・キッチン・洗面所・浴室・トイレの各設備について詳しく紹介しています!
【マイホーム購入検討者必見】7つの確認すべき場所と設備とは!?ポイントや注意点を解説!
マンションのこれらの場所に設置されている設備のグレードや注意点について解説します。
また、デザイン性だけではなく間取りの使い勝手や家事のしやすさなど、実際に生活したときのことをイメージして内覧しましょう。
断熱性が低いマンションには注意
デメリットでもお伝えしたように、デザイナーズマンションには断熱性の低い物件も多く見られます。
いくらデザイン性が良くても、断熱性が低ければ快適に過ごすことができません。「冬は寒く夏は暑い」という住宅のままだと、場合によって命にかかわることもあります。
長い期間にわたって快適に暮らすために、断熱性や省エネ性の高さを踏まえたマンション選びを行うようにしましょう!
こちらの記事では、最新の住宅性能について解説していますのでぜひご覧ください。
省エネ基準適合住宅や長期優良住宅って何?マンションの住宅性能について解説!
省エネマンションの住宅性能について詳しく解説します。
賃貸だけではなく購入も選択肢に入れよう
デザイナーズマンションは、都心部の賃貸物件に多く見られます。
しかし、住まい選びでは賃貸だけではなく購入も選択肢に入れることを検討してみてください。
デメリットでも解説したとおり、賃貸のデザイナーズマンションは相場よりも家賃が高く設定されていることが多いです。また、昨今の物価上昇により家賃の値上げも行われています。
「一時的にデザイナーズマンションに住んでみたい」という場合は良いかもしれませんが、長期間住む予定であれば分譲マンションを購入したほうが経済的な場合もあります。
そして、都心部のマンションは、将来的に資産価値の高い物件になる可能性が高いです。
例えば、2024年にグッドデザイン賞を受賞した分譲マンション「パークタワー勝どきミッド/サウス」を見てみると、物件価格の値上がり率が高くなっています。このようなデザイン性の高い分譲マンションも選択肢に入れてみると良いでしょう。
また、立地の良い中古マンションを購入して、自由にリノベーションをする人も多いです。
設備の古さや耐震基準などに注意する必要はありますが、賃貸物件に住み続けるよりは価格が抑えられる可能性が高いです。こちらも視野に入れると良いでしょう。
中古マンションについては、以下の記事でも解説しています。
築40年マンションは購入しても大丈夫?後悔しないための選び方を解説!
築40年超の中古マンション購入のメリット・デメリット、後悔しないためのチェックポイント、築年数の古いマンションを選ぶ際の注意点を解説します。
6.まとめ
今回の記事では、デザイナーズマンションについて解説しました。
デザイナーズマンションは個性的でかっこいいマンションが多く、おしゃれなライフスタイルを送ることができます!
一方で、デメリットも多数ありました。マンションを選ぶ際はデザイン性だけではなく、設備や生活導線・断熱性なども確認しましょう。
また、デザイナーズマンションの多くは賃貸物件となっています。物価上昇によって家賃も上昇している昨今、賃貸では掛け捨てとなってしまうため、早めのマンション購入検討をおすすめします。
しかしマンション価格がこれだけ高いと、なかなか購入に踏み切れないですよね。また、物件価格の高騰以外にも、将来の金利上昇、建築費高騰、人口減少といった不安要素は多くあります。
こちらの記事では、マンションや住宅ローンの市況について毎月更新しているのでぜひ参考にしてみてください。
住宅ローン金利の最新情報と今後の動向を解説します。
マンション購入で後悔しないためには、やはり情報収集が重要です。
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▼PIVOT 5年後、都心のマンションはどれだけ値上がりするのか?
▼NewsPicks プロだけが知る「令和の不動産売買」【沖有人vs中山登志朗】
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