田中和彦が斬る!関西マンション事情 不定期
田中 和彦

[第9号]ルネッサナンバタワー

2015年09月09日

【顔が無いマンション!?】
初めてこのマンションを訪れたとき、どこから入るのか少し戸惑った。ルネッサナンバタワーがあるのはJR難波駅周辺の再開発地区。中央区難波界隈の商業的な街並みと浪速区桜川界隈の商住混合エリアの狭間にある真新しいエリア、周囲から少し「浮いた」感じの場所だ。そのエリアに走る片側2車線の4車線道路に面する細い通路。そこがマンションへのアプローチ道路だが、正直見つけにくい。大規模タワーマンションがその奥にあるようには思えない接道だ。

【大きな「裏庭」が魅力】
と、大通りから入るとそのように見えるのだが、別のアプローチだとまるで様子が変わる。ルネッサナンバタワーが建っているのはOCAT(大阪シティエアターミナル)があるブロックの南側。その区画の南側に回ると、中央部分に大きな空地が見える。そこが中央広場、都会のオアシスのような空間だ。ベンチがしつらえられ、大人が散歩したり子供が遊んだり、思い思いの時間を過ごしている。その広場に面してタワーのメインエントランスがある。これは、いい。まるでマンションの庭のようだ。エントランスを出てすぐに緑がある公園とは、都会のタワーとは思えない。

【地下街と近接する利便性】
その中央広場の北の端には地下につながる出入り口がある。そこからJR難波、地下街を通って南海線、近鉄線、地下鉄の駅へ行ける。もちろんショッピング施設等へも。この「地下街へのアクセスの良さ」というのはマンションの売りとなる。「商店街が近い」とは違う「都会感」がある。しかもそれが「ミナミの地下街」となるとなおさらだ。あらためて言うまでもないが、わざわざに遠くの方が「お出かけ」してくるミナミの地下街に、自宅からすぐ行ける。これは「都心タワー」の醍醐味である。


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この記事の編集者

田中 和彦

株式会社コミュニティ・ラボ代表。マンションデベロッパー勤務等を経て現職。
ネットサイトの「All About」で「住みやすい街選び(関西)」ガイドも担当し、関西の街の魅力発信に定評がある。

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