田中和彦が斬る!関西マンション事情 不定期
田中 和彦

[第21号]淀屋橋アップルタワーレジデンス

2016年03月09日

【生活感を感じないビジネス街のど真ん中】
御堂筋から数え東側三本目にある北側一方通行の道路は、三休橋筋と呼ばれる。歩車分離がされており信号機も設置されていることから、周辺の道路よりも利用しやすい。また、整然としているからか周辺の雰囲気よりも少し高級に映る。その三休橋筋で、いちばん大阪市営地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅に近い部分、駅から歩いて約3分の一角。そこにあるタワーマンションが「淀屋橋アップルタワーレジデンス」である。淀屋橋といえば、言わずと知れたビジネス街。中でも駅に近いこのエリアはまさにビジネス街のど真ん中。生活臭は一切ない。銀行の跡地であるというのもうなづける。

【生活に困らない街、淀屋橋】
しかし「淀屋橋アップルレジデンスタワー」の周辺は、ビジネス街といえども決して殺伐とした様子ではない。マンションの東側に建つのは「オペラドメーヌ高麗橋(結婚式場)」と「浪花教会」。どちらも戦前から残っている近代建築だ。マンション周辺には近年に建てられた真新しいオフィスビルが建つ一方、古き大阪を偲ぶことができる建築物も点在する。また、マンションの東側は敷地境界線から3~4mほど後退して歩道が設えられており、等間隔に花の植えられた植栽とベンチが並んでいる。とてもゆったりとした空間だ。徒歩圏内にはスーパーもある。歩いてもそう遠くないが、地下鉄で「梅田」「心斎橋」「なんば」駅まで行けば百貨店も複数。生活感がないような場所だが、生活には困らない。

【ホテル隣接、そしてホテルライクな生活】
生活感がないのに生活至便。そんな「淀屋橋アップルレジデンスタワー」の一見矛盾したような魅力を、さらに補完する特徴が「ホテル隣接」という希少価値の高い立地。「隣にホテルが建っている」だけでも、何かと使えるものだが、それだけではない。月額1,000円を支払えば隣接し近いで直結している「アパヴィラホテル」の大浴場やスパを利用することができる。住戸のバスルームに全戸天然温泉がひかれていることも併せ考えると、バスタイムの充実度ではこれに勝るマンションはないのではないか。また「ホテルライク」といえばやはりコンシェルジュ。高級感のあるロビー。ゆったりとした駐車場。このあたりはマンション施設として完備。ホテル事業を手掛ける企業の分譲したタワーマンションだけに、質の高さが期待できる。

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この記事の編集者

田中 和彦

株式会社コミュニティ・ラボ代表。マンションデベロッパー勤務等を経て現職。
ネットサイトの「All About」で「住みやすい街選び(関西)」ガイドも担当し、関西の街の魅力発信に定評がある。

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