田中和彦が斬る!関西マンション事情 不定期
田中 和彦

[第10号]パークタワーあべのグランエア

2015年09月23日

【阿倍野再開発エリアの民間タワー】
あべのハルカスが竣工し、一気に注目を浴びるようになった……という程全国的な盛り上がりがあるようには実感できないが、関西においては確実に知名度がアップした天王寺/阿倍野界隈。あべのハルカスとはあべの筋を挟んで西側の駅南西部エリアは、あべのハルカスができる随分以前、昭和51年度から再開発事業が行われていたエリアである。昭和62年開業の「あべのベルタ」以降「あべのドルチェ」「あべのセレサ」等々。「あべの××」という名称の大阪市等が事業主の集合住宅等が建ち並んでいる。そんなエリアの南端に位置するのが民間分譲マンションのパークタワーあべのグランエアである。

【エアポケット的住宅地】
連日観光客が押し寄せるあべのハルカス。串カツ屋等が居並ぶジャンジャン横町。パークタワーあべのグランエアからは、共に徒歩15分程度。阿倍野/天王寺界隈の商業地的賑わいも雑然とした下町的雰囲気も、このマンションの周辺には無い。あたりは整然とした区画でニュータウン然とした様子であると同時に、竣工後20年程度経った建物が多く落ち着いた雰囲気となっている。全面道路は歩車道が分離された中央分離帯のある4車線道路。だが幹線道路ではなく車と往来はさほど多くない。一戸建ては見えず集合住宅ばかりの街並だが、この周囲は住宅地の様相を見せる。

【「押し」よりも「品」】
再開発エリア内に位置するパークタワーあべのグランエア。パッと見は民間分譲マンションには見えない。アースカラーでまとめられた清潔感のある外観は、周囲の大阪市等が事業主の住宅とも調和している。エントランス前にあるマンション名を記したモニュメントは上から水が流れ落ちる仕組みとなっており、マンションに潤いを添えている。ゴージャス系で押し出しの強いマンションが多い中、パークタワーあべのグランエアは「押し」よりも「品」を感じられるマンションであるといえる。

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この記事の編集者

田中 和彦

株式会社コミュニティ・ラボ代表。マンションデベロッパー勤務等を経て現職。
ネットサイトの「All About」で「住みやすい街選び(関西)」ガイドも担当し、関西の街の魅力発信に定評がある。

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