田中和彦が斬る!関西マンション事情 不定期
田中 和彦

[第11号]シティタワーグラン天王寺

2015年10月14日

【天王寺駅近接も閑静な立地】
JR「天王寺」駅を南に出て、近鉄線に沿うように東へ徒歩5分。商業施設が並ぶ駅前の喧噪が丁度無くなったあたりにあるのがシティタワーグラン天王寺だ。国道25号線とJR線路上を通る高架道路がクロスする「附属天王寺小学校前」交差点の一本南西側に入った街区に位置するが、周辺は交通量もさほど多くなく商業地と住宅地の「けじめがついている」といった様子である。

【シンプルかつ未来的な“ガラス貼り”的外観】
シティタワーグラン天王寺の特徴は、その外観。窓ガラスと一体となる「ガラスカーテンウォール」という外壁を採用。見上げるとそのフォルムは黒っぽく、バルコニー部分が目立たない。マンション全体が「総ガラス張り」のように見える。まさにそびえたつという表現が当てはまる。シンプルで先進的、威厳のある外観だ。しかし、建物の足元まで来ると「イカツイ」雰囲気は幾分和らぎ、外構の植栽と公開空地、ゆったりとヒキのあるエントランスが、落ち着いた気分にさせてくれる。

【「松崎町」というブランド価値】
シティタワーグラン天王寺は、天王寺という地名が入っているがエリアしては阿倍野と言った方がしっくりくる。町名は松崎町。「松崎町で家が欲しい」と町名を指定して探す人もいるような、周辺では人気の高い場所だ。当該エリアは、阿倍野の再開発エリアには含まれておらず、駅前の便利さを享受しながらも住宅地としてのクオリティも失われない。絶妙な立地。駅に向かえば繁華街、南に向かえば、地元の個店と住宅が程よく入り交じったシャレた街並。「あべのハルカス」ができるまでは阿倍野区で一番高い建物だったシティタワーグラン天王寺。高さが二番になった今、反対にマンションとしての評価は上がったように感じられる。

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この記事の編集者

田中 和彦

株式会社コミュニティ・ラボ代表。マンションデベロッパー勤務等を経て現職。
ネットサイトの「All About」で「住みやすい街選び(関西)」ガイドも担当し、関西の街の魅力発信に定評がある。

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