編集部厳選!マンション知識最前線!? 不定期
住まいサーフィン編集部

中古マンションが向いている人はどんな人!?

2024年05月22日

更新日最終更新日:

人生最大の買い物であるマイホーム購入。

  • ● マンションか一戸建てか。
  • ● 新築か中古か。
  • ● 買い時はいつなのか。

価格高騰が続く中で、マイホーム選びに迷う方が増えています。
本記事では、住まいに求める条件から中古マンション購入に向いているのはどんな人か?を詳しく解説します。

この記事の編集者

住まいサーフィン編集部

1998年開設、マンションの適正価格や資産価値を判断するための価格情報サイト「住まいサーフィン」が運営。
宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を保有し、不動産の専門知識を持つスタッフが自宅売買に役立つ情報を発信します。
売り手と買い手の情報格差が大きい住宅業界。
自宅購入で後悔する人を減らすため、業界の専門知識・データを分かりやすくお届けします!

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1. あなたに向いている住まいとは?条件からチェック

マンションがよいか、一戸建てがよいか迷っている方は、条件からご自身に向いている住まいをチェックしてみましょう!

分譲マンションが向いている人とは?

まずは、分譲マンションに向いている人はどんな人かを見ていきます。

マンションは利便性の良さと売却しやすさが最大の魅力です。
次のような条件に当てはまる方は、マンションが向いています。

  • ● 資産性(リセールバリュー)を重視したい
  • ● 10年以内に住み替える可能性がある
  • ● 現在、20代~30代前半である
  • ● 今後、家族構成が変わる可能性がある
  • ● 駅・商業施設が近いなどの利便性を重視したい

分譲一戸建てが向いている人とは?

続いて、分譲一戸建てに向いている人を確認しておきましょう。

分譲一戸建てはマンションよりも安く買うことができ、より広い家に住めます。
部屋数や駐車場を確保できるので、世帯人数が多い方にはぴったりの住まいと言えます。
分譲一戸建てが向いている方の条件をまとめると、次のようになります。

  • ● コスパを重視したい
  • ● 広い家に住みたい
  • ● 家族人数が多く、4LDK以上の家に住みたい
  • ● 駐車場を確保したい
  • ● 静かな住宅街に住みたい
  • ● 住み替えの予定はないので、長く住むつもりで購入したい

注文住宅が向いている人とは?

三つ目は注文住宅です。注文住宅が向いている人とはどんな人なのでしょうか。

ハイグレードな注文住宅は、建物内の室温が一定に保たれた快適な暮らしが送れます。
長く住み続けられる家を建てたい方、ご自宅で過ごす時間を大切にしたい方にはおすすめの住まいと言えるでしょう。
注文住宅に向いている方の条件をまとめると、次のようになります。

  • ● ご自身の希望を詰め込んだ理想の家を建てたい
  • ● 暖かい家で健康に長生きしたい
  • ● 災害時に安全な家に住みたい
  • ● 住み替えの予定はないので、長く住むつもりで購入したい

2. 最新!住まい選びの2大トレンド

ご自身に向いている住まいの目星はつけられましたか?
一言にマイホームといっても、建物の種類ごとに性質が大きく異なることをご理解いただけたと思います。

ここまでのお話を踏まえた上で、今住まい選びで重視したい2大トレンドをご紹介します。

その2つとはズバリ、「資産性」と「快適性(断熱性能)」です。
資産性を重視するか、快適性を重視するかでご自身が選ぶべき住まいが決まると言っても過言ではありません。

これまで住まいサーフィンでは、「資産性」を重視した住まい選びを推奨してきました。
今では多くの方に浸透し、住まい選びにおける観点の一つとして、「資産性」が当たり前とも言える世の中になりつつあります。

そして2024年、住まいサーフィンでは新たに、住まいの快適性を左右する重要な要素として「断熱性能」に着目しています。

日本の住宅は諸外国と比べ、室内温度が低いことが以前から問題視されてきました。
古くから「冷えは万病の元」とも言われ、実際に寒い家での暮らしは寿命が縮まるという研究結果が出ています。
室内温度が一定に保たれていない家は、ヒートショックで突然死するリスクも上昇します。

断熱性能の高い家に住めば、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。
断熱性能の高い家は、ぜんそくやアレルギー性鼻炎などの持病が改善したというデータ

また近年、日本政府は住宅分野の省エネ施策を推し進めています。
そのため、省エネ性能の高い住まいの購入やリフォームで、税控除や補助金を活用することができます。
さらに、家全体が断熱されていれば、全館空調であっても光熱費を抑えることが可能です。
快適な暮らしが送れるだけではなく、金銭的にもお得となれば、省エネを意識して損はないでしょう。

今後、耳にする機会が多くなること間違いなしのキーワードです。

下記は、建物の種類別に「資産性」と「断熱性能」の関係をマッピングしたものです。

マンションは、新築・中古問わず一戸建てよりも資産性が高いです。

長く続いたデフレからの転換期を迎え、インフレが加速する現在。
20代、30代の若年層の方は、住まい選びにおいても資産形成の観点をお持ちの方が多いでしょう。
いざという時に売れるリセールバリューの高い家が欲しい方は、マンション一択です。

とはいえせっかくならば、今住んでいる自宅より暖かく快適な家に住みたいですよね。
中古マンションの断熱性能はいかほどかというと、新築マンションと比較し断熱性に劣るのが事実です。

2025年4月に省エネ基準適合が義務化されることで、全ての新築マンションは等級4以上を満たすものとなります。
等級4と聞いてもイメージしにくいですが、2022年に等級5、6、7が新設されるまではこれまでの最高基準であった等級です。
今後建設される全ての住宅は、ある程度の暖かさが担保された住宅となるわけです。

しかしながら、中古マンションは制度の対象外であり、古いマンションは断熱対策がされていない場合もあります。

中古マンションの断熱性能を上げたいのであれば、リフォーム・リノベーションが必須です。

断熱リフォームを行えば、古い住宅でも等級5や6まで断熱性を上げられるケースもあります。
中古マンションであっても、省エネ基準以上に暖かい家に住むことも不可能ではありません。

日本の省エネ住宅は日々進歩しており、省エネ基準は今後も段階的に引き上げられる予定となっています。
住宅性能を重視して住まいを選ぶ方が増えれば、将来的に省エネ基準がリセールバリューに影響する可能性もあります。

断熱リフォームにより快適な暮らしが送れるだけでなく、資産価値も上がれば一石二鳥ですよね。
記事の後半では、断熱リフォームと省エネ補助金の活用方法について、さらに詳しくご紹介します!

先に知りたい方は、資産価値が上がる!?補助金を活用したリフォームのポイントをご覧ください。

3. 中古マンションにはこんな人が向いています

さてここからは、中古マンションに向いている人について詳しく見ていきましょう。

冒頭でもお伝えしましたが、マンションは一戸建てと比較し、「流動性が高く、売却しやすい」点が最大の魅力となっています。
「売却しやすい」とは、価格を下げずに買い手が見つかり、損をせずに売れることを意味します。

マイホーム購入を資産形成の一環として考える方には、マンションが手堅い選択肢と言えるでしょう。
実際にここ数年、マンション購入で資産価値を重視する方が未だかつてないほどに増えています。下記のように考えている方も多いのではないでしょうか。

  • ● 数年で住み替えたい
  • ● 高い買い物なので損をしたくない
  • ● 購入時より高く売れるマンションが欲しい
  • ● 値下がりしないマンションが欲しい

このように、「住み替えの可能性があり、マイホーム購入で損をしたくない方」には特にマンションがおすすめです。

一方で、長く住む予定なので売ることは考えていないという意見もあります。
とはいえ人生は長く、予想もしていなかった変化が生じることもしばしば。20代・30代前半の若年層は数年のうちに転職や家族構成が変わる方も多いです。
そのため、年齢が若い方がマイホームを購入する際には、住み替えしやすいマンションを選ぶことを推奨しています。

ライフステージの変化に合わせて住み替えられる家であれば、万が一の場合も安心です。
失業や子育てなどの急な事情で毎月のローン返済が厳しくなった場合にも、売れる家であれば躊躇なく住み替えができます。
人生におけるリスクヘッジとして、住み替えやすい家を選んでおいて損はありません。

ただし、全てのマンションが資産性が高いというわけではありません。
後半では、マンション購入におけるポイントを詳しく解説していきます。

また、新築マンションと中古マンションどちらがよいか悩んでいる方もいらっしゃると思います。
新築マンションより中古マンションが向いているのはどんな方か?ポイントをご紹介します。

まず第一に、住みたいエリアが明確に決まっている方には中古マンションが向いている可能性が高いです。

その理由として、新築マンションの供給戸数は年々減少傾向にあるためです。そもそも、あなたが検討するエリア内で新築マンションの販売が行われていないケースも多いのです。

また近年、地価や建築費の高騰が続いており、立地や設備仕様がイマイチな新築物件も散見されます。
検討エリア内で売り出しがあっても、最寄り駅から遠かったり、買い物施設が近くになかったりと満足のいく立地ではないかもしれません。
中古マンションを合わせて検討することで、希望エリア内での選択肢が増えます。

また、検討エリア内で新築マンションと中古マンションが同じくらいの価格で売り出されているケースもあります。
金額が同じなら新築を選びたいと感じる方も多いと思いますが、条件を見ていくと様々な違いが見えてきます。

  新築マンション 中古マンション
駅距離 遠い 近い
物件規模 小さい 大きい
部屋の面積 狭い 広い

2つの物件を比較すると、中古マンションの方が条件が良いと感じられると思います。
新築マンションの高騰が続いている昨今、割高感のある物件も増えています。
一般的な会社員の予算で検討する場合、中古マンションの方があなたの条件に合う物件が見つかりやすいでしょう。

4. いざというときに売れる!中古マンション選び

ここからは、マンション購入で成功するための具体的なポイントをお伝えしていきます。

立地が最重要

まず第一に、マンションの資産価値は、一に立地、二に立地で決まると言われます。

建物は築年数が経過すると劣化していきますが、立地は変わることがありません。
そのため、立地条件は最も重視すべきポイントです。

「立地が良い」とは、具体的には次のような条件に当てはまる街を指します。

  • ● 最寄り駅が近い(徒歩7分以内が目安)
  • ● 都心アクセスがよいエリア
  • ● 人口増加しているエリア
  • ● 街が栄えており、日常の買い物に困らない

マンション購入で資産性を重視する方は、可能な限り立地を重視してエリアを選択することをおすすめします。

マンションの資産価値と立地の関係について、実際のデータでもご説明します。

下記は、1都3県の築年数別の値上がり率データです。
竣工年がいつであっても、都心に近いほどに値上がり率が高くなっていることが分かります。

中には、職場や実家の場所から購入希望エリアが決まっている場合もあるでしょう。
そのような場合にもなるべく最寄り駅に近い物件を選ぶと良いです。

下記は、駅徒歩分数別の値上がり率データです。
駅に近いマンションほど、値上がり率が高くなることが分かります。

 徒歩分数 値上がり率
1~5分 35.7 %
6~10分 29.6 %
11~15分 19.7 %
16~20分 10.4 %

立地以外のマンション選びのポイント

立地をこだわると言っても限度があると感じる方もいるでしょう。
そこで、立地以外にも考慮しておきたいマンション選びのポイントをご紹介します。

大規模物件を選ぶ

規模が大きくエリア内で目立つマンションは、資産性が保ちやすい傾向があります。

人は見た目が9割という言葉がありますが、マンションの場合も同じです。
存在感のあるマンションは第一印象が良く、一瞬で住みたい!と思わせる魅力があります。

地域のランドマークとなるマンションは、地元の人を中心に指名買いされるケースも多いです。
特に、駅前タワーマンションの場合は、立地の良さに加え、大きく目立つ存在であることから、大幅値上がりした事例が多くあります。

過去の事例

  • ● 豊洲シエルタワー 豊洲駅徒歩1分 値上がり率135.9%
  • ● パークコート千代田富士見ザタワー 飯田橋駅まで徒歩3分 値上がり率115%
  • ● ワテラスタワーレジデンス 新御茶ノ水駅まで徒歩3分 値上がり率114.1%

資産性を重視したい方は、次のようなポイントに当てはまるかをチェックしましょう。

  • ● タワーマンション
  • ● 200戸以上の大規模マンション
  • ● 大型商業施設に隣接しているマンション
  • ● エントランスがしっかりしていると尚よし

ファミリータイプを選ぶ

マンション価格は高騰が続いているため、予算内に収めようと小さい部屋を検討する方がいます。
しかし、グロス価格の安さにつられて狭い部屋を購入するのはおすすめできません。

狭い部屋は買い手が少なく、資産価値が下がりやすい傾向があります。
その理由として、マイホーム購入を結婚や出産などの家族構成が変わるタイミングに行う方が多いためです。
狭すぎる部屋は生活がしづらいので、選ばれにくいです。
世帯人数が2人以上のご家庭は、60㎡台後半~70㎡台のファミリータイプの部屋が最も需要が底堅くおすすめできます。

また1人暮らしの場合、30㎡~40㎡前後の1LDKを検討する方も多いと思いますが、その場合は住宅ローン控除を利用できません。
住宅ローン控除を利用したい場合には、50㎡以上の部屋を選ぶようにしましょう。

周辺相場と比較する

中古マンションの価格は、周辺の成約事例を元に値付けがされています。
割高な価格で売り出されている物件を選んでしまうと、売却時に大きく損をする可能性があります。
マンション内の別の部屋や周辺で売り出し中のマンションと価格を比較することが大切です。

価格・面積(間取り)・駅距離・規模感・眺望などの条件を総合的に比較し、納得できる価格かを判断しましょう。
割高だと感じた場合は、値下げ交渉を行うことも可能です。売主に直接伝えるのではなく、まずは仲介担当者に相談しましょう。

5. 中古マンションの理想的な購入時期とは

さて、続いてはマンションは一体どのタイミングで購入するのがベストなのでしょうか。

インフレが進む中で、あらゆる物の値段が上がっています。
マンションも例外ではなく、この数年で2倍近くの価格帯となった物件も都心部では少なくありません。

このような情勢の中で、今はマンションの買い時と言えるのか?とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

その答えとして、今後2~3年程度はマンション価格の上昇が続く見込みとなっています。

新築マンションの販売価格は用地取得費と建築費などを積算し決定されるため、物価上昇の最中では販売価格は必然的に値上がりしていきます。
用地取得から実際に販売が始まるまでには2年以上の期間が開くので、今後数年間は価格が大きく下がる可能性は低いでしょう。
一部の都心エリアでは、多くの人が購入できない水準まで値上がりしてしまう可能性もあります。

また、新築マンションは竣工前に販売開始されるのが一般的であり、購入から入居までには2年前後かかります。
子どもの進学等に合わせた引っ越しを考えている方は、時期を逆算し早めに検討する必要があります。

人生は待ってくれませんので、いつ来るか分からない買い時を待つのではなく、欲しいと感じたタイミングで購入すべきです。

購入時期を検討する上で、もう一つの重要なポイントが住宅ローン金利です。

現在の住宅ローン金利は非常に低く、変動金利は1%未満で借入可能となっています。
2024年3月にマイナス金利が解除されましたが、利上げ幅は小さく住宅ローンへの影響は軽微なものです。

ただし、将来的には状況の変化により徐々に利上げされていく可能性もあるでしょう。
低金利が続いている今のうちに購入し、住宅ローン残債を早めに減らすのが得策といえる状況です。

年齢が若いうちは年収が低く、予算が足りないと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかしその分、長期間の住宅ローンを組むことができます。
借入期間を長くすれば借入金額も大きくなり、物件の選択肢がそれほど狭まることはありません。最近では、最長50年の住宅ローンを販売する金融機関もあります。
借り入れ額を大きくすることへの不安もあるかもしれませんが、資産性を重視して購入をすれば、生活の変化に合わせて売却できます。

若いうちに購入しておくと、住み替え時にも有利です。
27歳時点でマンションを購入し10年住んだとしても、まだ37歳です。住み替え時も35年ローンを組むことができます。

ここで、住まいサーフィン会員の住み替えエピソードを一つご紹介します。

20代の住み替え成功エピソード

  • 購入時期:2021年 / 購入時年齢:27歳
  • 年収:650万円
  • 購入物件:5500万円 / 面積:54.8㎡
  • 住宅ローン:35年 / 変動金利 / 0.6%
  • 現在の含み益:30%以上!

体験談:私は20代(社会人3年目)でマンションを購入しましたが、当時まわりの同期や友人でマンション購入を検討している人はいませんでした。周囲からはマンション価格は既に高く、オリンピック後に下落する可能性が高いから購入は見送った方が良いのではないかとも言われました。
しかし、住まいサーフィンの情報等をもとに客観的に考えることでリスクを抑えて、現実的にマンション購入を検討できました。
現時点で売却しても利益が出ますし、市況が大きく変わらなければ、10年後に住み替える際に10年分の家賃が無料の計算になります。

このように、購入したマンションが値上がりしていれば、売却益が住み替え時の元手となり選択肢も広がります。

35年の住宅ローンは80歳までの完済が条件となり、多くの金融機関では44歳までしか借りることができません。会社員の与信をフル活用し、住み替えで資産形成したい!と考えている方は、若いうちの購入がおすすめです。

6. 中古マンション購入でやってはいけないこと

ここまで、マンション選びの大まかなポイントをいくつかご説明してきました。
続いては、中古マンション購入でやってはいけないことについてもご紹介します。

現在、マンション価格は上昇基調が続いていますが、全ての物件が値上がりしているわけではありません。
マンションは資産価値が高いと十把一絡げに考えている方は注意が必要です。

売却する際には周辺の中古マンションと比較されることとなります。
他のマンションと比較し、あまりにも見劣りする条件で合った場合、売り手が付かない可能性があります。
具体的には次のような点を避けるようにしましょう。

郊外に買う

価格がお手頃であっても、新築マンションを郊外で買うのはおすすめできません。

マンションは利便性を重視する方が多いので、郊外のマンションは需要が低いです。
駅直結・商業施設直結などの明らかな利点のあるマンション以外は避けた方が無難です。

郊外物件は、市況悪化の際に真っ先に値下がりします。
将来の売却時に大きく損をする可能性があると理解しておきましょう。

立地は悪く、価格が安い物件を買う

また、駅から遠い物件をむやみに買うのはおすすめできません。
駅から遠い物件は一見すると割安に感じられるかもしれません。

しかし、駅から遠い物件の場合、比較対象は駅近のマンションではありません。
郊外になればなるほど、一戸建ても多くなります。
そのため、周辺の新築分譲戸建てがマンションよりも安く売られている場合があります。

さらに、売却する際にも、新築分譲戸建てと比較されることになります。
同じ価格帯であれば、築古のマンションより新築分譲戸建てが選ばれやすいため、売却時に売り手がつきにくくなります。

駅から遠い物件を検討する際は、一戸建ての価格相場も把握することをおすすめします。

40代後半以降に、資産性高い高額な物件を買う

40代後半になると35年ローンを組むのが難しくなります。
そのタイミングで無理をして高額な物件を購入するのはおすすめできません。

退職後までローンが続いてしまうので、支払いが厳しくなる可能性があります。

金融資産をお持ちで頭金を多く入れられる方、退職金で完済する予定の方は問題ありません。
その際にも、老後までの人生計画を立てた上でマンション購入することをおすすめします。

7. 資産価値が上がる!?補助金を活用したリフォームのポイント

中古マンションと一括りに言っても、築年数はさまざまですよね。目安として、築10年を過ぎると室内の不具合が増えてきます。
住んでから次々と設備が壊れたと後悔する声も多いので、入居前リフォームの検討をおすすめしています。

とはいえ物件価格が高騰する中で、リフォームにまでお金をかける余裕はないと思われるかもしれません。
しかし、予算が少ない方もリフォームを諦めるのは早いです!国の補助金を活用すれば、格安でリフォームを実施できます。

近年、日本政府は様々な省エネ施策を推進しており、住宅性能向上リフォームの実施で補助金をもらうことができます。

日本政府は未だかつてないほどに省エネ施策に力を入れており、様々な補助金が用意されています。
補助金と減税を上手く組み合わせれば、8割以上が現金で手元に戻ってくる可能性もあります。
断熱リフォームをすれば、毎月の光熱費も安くなります。長期的な目で見ればリフォーム費用は回収できるでしょう。

注意点として、全てのリフォームで補助金がもらえるわけではありません。
住宅性能向上リフォームを行う必要があり、例としては次のようなものが該当します。

  • ● 内窓の設置
  • ● 壁や天井への断熱材の設置
  • ● エコ住宅設備の導入※1
  • ● 子育て世帯向け改修工事※2

※1 節水型トイレ、高断熱浴槽等
※2 対面式キッチンへの改修、ドアストッパーの設置等

断熱はまずは窓からとも言われていますので、築年数が経過した古いマンションの場合、内窓設置をおすすめします。
内窓を設置し、アルミサッシから冷気が流れ込んでくるのを防ぐだけでも効果が実感できるでしょう。

また、経年劣化による水回り交換でも、対象製品を選べば補助金が給付される場合もあります。
このように補助金を上手く活用すれば、お得にリフォームができます。

また、購入と同時にリフォームを行う場合、リフォーム費用を合算して借り入れできる住宅ローンもあります。
入居後に大掛かりなリフォームをするのは大変です。補助金が活用できるお得なこの機会にリフォームを実施しておいて損はありません。

さらに、住宅性能はマンションの資産性にも関係します。

2025年4月には省エネ基準適合が義務化されると、全ての新築住宅は断熱性能4以上となります。省エネ基準は今後も段階的に引き上げられる予定となっています。
そのため、既存の中古住宅と今後建てられる住宅の断熱性能の間には大きな差が生まれ、その差は広がっていきます。

今後、省エネ基準が世間一般に浸透していくと、断熱性能の低い住宅は相対的に選ばれにくくなり資産価値が下がるでしょう。

ご自身の資産となるマンションの価値を維持していくという観点においても、住宅性能向上リフォームを行って損はありません。

リフォームで補助金を活用するにあたり、補助金事業は数が多く、利用条件も様々で複雑なため、詳しい人に相談するのが最も確実です。
住まいサーフィンでも、断熱リフォームのノウハウを、沖有人に相談できる沖サロンにて特別にお教えしています。

沖サロンをご利用するためには、住まいサーフィンへの会員登録が必要となります。
会員登録は無料です。退会も簡単に出来ますので、まずは気軽に会員登録してみてください。

 

 

8. 成功者から学ぶ最適な行動パターン

ここまで、中古マンション購入のポイント、やってはいけないこと、お得なリフォーム方法をお伝えしてきました。
言われたことは理解できても、実践するのは難しいと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでご活用いただきたいのが、当サイト「住まいサーフィン」です。
住まいサーフィンでは、マンション購入をサポートする様々な機能をご用意しています。
ここからは購入までの各フェーズごとに、住まいサーフィンの活用方法をお伝えします。

住まいサーフィンでは、これまで20年以上にわたり資産性の高いマンションを購入する方法を伝授してきました。
その結果、現在ではなんと住まいサーフィン利用者の約99%が自宅マンションで含み益を得ています。
さらに、購入したマンションの平均値上がり額は約1,500万円です。
※住まいサーフィン会員アンケートの詳細はこちら

住まいサーフィンの各サービスには、長年のノウハウが詰まっています。
検討フェーズに合わせたサービスを活用し、損をしないマンションを成功させましょう!

ここからは、住まいサーフィン会員が実際に活用しているコンテンツや、購入までのフローをご紹介します。

①マンション購入に関する基礎知識の習得

不動産は金額が大きい買い物だからこそ、知っているか知らないかだけで数百~数千万の損が生まれることもあります。
そこで住まいサーフィンでは、マンション購入検討を始めたばかりの方向けに、様々な学習コンテンツをご用意しています。

沖レク動画

沖レク動画では、失敗しない住まい選びのポイントを、住まいサーフィン代表の沖有人が動画で解説します。
初級・中級・上級とレベル別に学ぶことができ、初めてマイホームを購入する方だけでなく住み替え検討中の方にもお役立ていただけます。

断熱リフォームの重要性やお得な補助金活用術についてもさらに詳しく解説しています。

>> 沖レク動画の詳細はこちら

沖有人の書籍

住まい選びにおける普遍的なポイントを簡単にチェックしたい方には、沖有人の書籍がおすすめです。
マンション購入で「ババ抜きのババ」を引かないためにはどうすべきか、物件選びの要点がまとまっています。

>> 沖有人の著書はこちら

沖有人の外部メディア

住まいの最新トレンドが知りたい方は、沖有人の外部メディアがおすすめです。
ビジネスメディア各誌への寄稿や人気動画メディアへの出演などで今知っておきたい情報をお届けしています。

▼PIVOT 不動産のウソを暴く
動画を見る

▼PIVOT 2024年の不動産はこうなる
動画を見る

▼NewsPicks プロだけが知る「令和の不動産売買」【沖有人vs中山登志朗】
動画を見る

②マンション選び

マンション選びの基礎知識を学んだら、ここからは実際にマンション探しを始めてみましょう。
SUUMOやHOMES、athomeなどでマンションを探す方が多いと思いますが、住まいサーフィンにはこれらのサイトにはない情報が掲載されています。

住まいサーフィンでは、不動産のプロの目から見た「マンションの資産性や適正価格」を載せていますので、他のサイトと組み合わせてご活用いただくのがおすすめです。

>> 住まいサーフィンの活用方法はこちら

③まずは行動

さて、気になるマンションが見つかったら、さっそく資料請求・中古マンションの内見に行ってみましょう。

会員の多くは、資料請求や内見を平均で10物件以上は行っています。
中古マンションの場合、条件の良い部屋はあっという間に売れてしまいます。
営業トークのように思われるかもしれませんが、本当にお値打ちのお部屋はすぐに掲載終了してしまうので多くの人の目に留まることもありません。

初めての内見で即断即決するのは難しいので、まずは試しに足を運んでみることをおすすめします。
何度か訪問して慣れておけば、気に入った物件が見つかった際に迷わずに申し込みへと進むことができます。

検討エリアで新築マンションの売り出しがある場合、比較検討してみるのもおすすめです。
住まいサーフィンでは新築マンションの資料請求・モデルルーム見学もできますので、必要に応じてご活用ください。
マイホーム購入は人生で一番大きな買い物ですので、納得がいくまで比較検討しましょう。

>> 物件検索はこちら

また、中古マンション探しをしていると、条件に合う部屋がなかなか見つけ出せないという方も多いです。
毎日物件探しをする時間のない忙しい方向けに、代わりにマンション探しを行うサービスも提供しています。

プレミア中古

中古マンション購入はスピード勝負。資産価値が高く条件の良い部屋はすぐに売れてしまいます。
プレミア中古は、希望条件に合ったマンションを効率良く探したい方向けのサービスです。
希望条件を登録いただくと、条件にあったマンションを住まいサーフィンが代わりに探します。

>> プレミア中古の詳細はこちら

④購入決断

いくつかの物件を見学し、購入決断に迷う場合もあるでしょう。
最後の一押しとなる独自サービスもご用意していますので状況に応じて活用してください。

沖コンサル

沖コンサルとは、AマンションとBマンションどちらを買うべきかなど、沖有人に直接相談ができるサービスです。
有料となりますが、どうしても決めきれない場合は専門家に相談する手もあります。

>> 沖コンサルの詳細はこちら

9. まとめ

本記事では、中古マンション購入で損をしないための方法について詳しくご紹介しました。

不動産業界は売り手と買い手の情報格差が大きいため、契約後に損したと後悔するケースも少なくありません。

100点満点の物件を見つけるのは現実には難しいです。
しかし、情報収集を行い比較検討をすることで、ご自身にとって100%納得できるマンション購入が実現できるでしょう。

そして、住まいサーフィンは満足できるマンション購入のお手伝いができます。
これまで多くの住み替え成功者を生み出してきました。あなたにも是非、後に続いていただきたいです。

住まいサーフィンの各サービスをより詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご参照ください。