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大規模保育園・大規模幼稚園と聞くと、どんなところを想像されますか?
大規模園は、マンモス園と言われることもあります。
大規模園は通常の園と比べると子どもが多いので、少し不安に思う方や抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、大規模園にもたくさんの魅力やメリットがあります。
今回の記事では、大規模保育園・幼稚園について解説します。
大規模保育園・幼稚園にするか迷っている方や、保活されている方の参考になれば幸いです。
1.大規模保育園、大規模幼稚園って、どのくらいの人数なの?
大規模(マンモス)保育園や大規模幼稚園は、何人ぐらいが通っているのでしょうか。
大規模園について見る前に、まずは「大規模」の反対である「小規模」保育園について見ていきましょう。
小規模保育園の定員
小規模保育園とは、「0際~2歳」の子どもが通う少人数の保育園です。
通常の認可保育園の定員は原則20名以上ですが、小規模保育園の定員は6人以上19人以下とされています。
小規模保育園には、A・B・C型の3つの種類があります。
簡単にご紹介します。
A型(定員:6~19名)
勤務する職員が全員保育士の資格を持っていて、保育所分園やミニ保育所に近い形です。
B型(定員:6~19名)
勤務する職員の半数以上が保育士の資格を持っていて、A型とC型の中間の形です。
C型(定員:6~10名)
資格は市町村長が行っている研修を修了している保育士、または市町村長が認める知識や経験を持っている人(家庭的保育者)になり、家庭的保育(保育ママ制度)に近い形です。
小規模保育園については、以下の記事で詳しく解説しています。
大規模(マンモス)保育園・幼稚園は何人ぐらい?
小規模保育園の定員は分かりましたが、大規模保育園・幼稚園の場合はどれくらいなのでしょうか。
実際には、何人いれば大規模(マンモス)園という決まりはありません。
普通の保育園や幼稚園よりも子どもが大幅に多ければ、大規模園だと考える人も多いでしょう。
そこで、普通の保育園や幼稚園はどれくらいの子どもが通っているのか調べてみました。
保育園
東京都港区には、全84の認可保育園があります(令和5年4月1日予定)。
施設ごとの定員は、平均すると78人でした。
定員が30人以下の保育園もあれば、定員216人の大きい保育園もあります。
また、東京都新宿区には全64の認可保育園があり(令和4年10月時点)、施設ごとの平均定員は88人でした。
このうち最も定員が多いところが174人となっています。
以上のことから、150人~200人を超えると、大規模保育園であると言えるでしょう。
幼稚園
幼稚園については、東京都23区の一部自治体で園児数を公表しているため、区立幼稚園の平均人数を算出しました。
区立幼稚園の在園者数
千代田区 | 58 |
---|---|
中央区 | 99 |
港区 | 71 |
新宿区 | 42 |
文京区 | 73 |
江東区 | 49 |
品川区 | 38 |
目黒区 | 45 |
世田谷区 | 53 |
豊島区 | 22 |
荒川区 | 38 |
板橋区 | 47 |
練馬区 | 60 |
区立幼稚園は、50人前後が平均的な数字と言えます。
区立の場合は、100人以上であれば大規模幼稚園だと感じるでしょう。
しかし、幼稚園は公立より私立の方が規模が大きいことが多いです。
令和4年度学校調査によると、全国の幼稚園の在園者数は下記のようになっています。
縦軸が在園者数で、横軸が幼稚園の数です。
公立
私立
在園者数が多い幼稚園は、私立の方が圧倒的に多いということが分かります。
私立については、200人を超えると大規模幼稚園であると言えるでしょう。
令和4年度の調査では、在園者数200人以上の幼稚園が全国に1243もありました。
全国に大規模幼稚園は多くあるということが分かりますね。
2.大規模保育園・大規模幼稚園の魅力
大規模園と聞いて、もしかしたら保育士や幼稚園教諭の目が届かないところがあるのでは?子どもが多すぎても楽しめるの?と不安に思う方もいらっしゃいますよね。
そこで、大規模保育園・幼稚園の魅力についてご紹介いたします。
クラス替えがある
各学年の人数が少ないと、クラス替えはできず、そのまま持ちあがりとなる園もあります。
しかし大規模園であれば人数が多いので、クラス替えがあります。
たくさんの子と友達になるチャンスですね。
クラス替えがあると、習い事が一緒の友達や園バスを一緒に利用している友達と同じクラスになることもあり、子どもも大人もクラス替えが楽しみになります。
友達がたくさんできる
他クラスであっても、行事やイベントで一緒になった子と友達になることもあり、いろいろな場面で友達作りができます。
人数が多い特権です。
ママ友とも幅広く交友できます。
何年も通うことになるので、顔見知りの人が増えると心強くなりますね。
人数が少ない幼稚園や保育園だと、小学校に上がったときクラスに知っている子が誰もいないということがあります。
しかし、大規模保育園や幼稚園の場合は、その心配はありません。
同じ保育園や幼稚園出身というだけでも、何となく安心しますよね。
たくさんの先生と関わることができる
大規模保育園・幼稚園の場合は、先生(保育士・幼稚園教諭)の数も多いです。
自分の子どものクラスの先生だけでなく、友達の先生とも関わることがあるかもしれません。
兄弟で通っていると、多くの先生と知り合いになるなんてことも。
子どもも親御さんも多くの先生と話す機会があるので、卒業までたくさんの先生と関われます。
担任の先生以外にも話せる先生がいると、クラス以外でも声を掛け合ったり、自由時間に一緒に遊んだりすることができます。
困ったことがあれば気軽に声を掛けられるので、子どもも大人も頼れる幅が広がりますね。
イベントが盛り上がる
保育園や幼稚園には様々なイベントがあります。
そして、イベントは人数が多いほど盛り上がります。
イベント会場も大きくなったり、何部制と分けて行ったり、日付を分けて行ったりすることもあります。
兄弟がいる方には負担になってしまうかもしれませんが、イベントで子どもの様子を見られるのがすごく楽しみという方も多いでしょう。
子どもの人数が多いと自分の子を見つけづらかったり、観客が多くて見づらかったり等の不安があるかと思います。
しかし大規模園では、さまざまな工夫をしています。
例えば、子どもたちの見やすい位置を一部空けておき、出番のときにはその子たちの親御さんが優先的に見られるような仕組みにしている園もあります。
お泊り保育※のときには、子どもの人数が多い分先生の人数も多いので、学年関係なく様々な先生が行事を盛り上げてくれたり、面倒を見てくれたりしてたくさんサポートをしてくれます。
子どもたちも人数が多いとみんな一緒という気持ちが強くなり、楽しみがさらに増すでしょう。
※お泊り保育は年長さん(5歳児)が行うことが多いです。
園バスの台数が多い
人数が多い園だと、園バスの台数も増えます。
園バスがあるのは幼稚園が多いです。
大規模幼稚園の園バスは他の園と比べると台数が多く、大型バスが揃っています。
1便だけでは回り切れず、2~3便まで出るバスもあります。
園の方針もありますが、学期や学年ごとにバスが変わったりすることがあるので、園バスに絵が描いてあると「今回は〇〇バスだ!」と嬉しくなりますね。
動物やキャラクターの形になっている園バスもあり、子どもたちも笑顔でバスに乗ってくれるでしょう。
子どももいろんな運転手さんと関わることができて、バスに乗るのが楽しみになるかもしれませんよ。
園庭やプールなどが充実している
子どもの人数が多い分、クラス数も多いので、必然と園の建物全体の作りは大きくなります。
そのため、園庭やプールが備わっている園が多く、子どもたちは体を大きく動かして遊ぶことができます。
中には外遊びが大好きで、朝園に着いて支度を素早く終えると、すぐに自由時間の外遊びに行くなんて子も。
また、夏になるとプールの開放もあるので、待ち遠しい子どももいるでしょう。
園庭でもプールでも、遊具や遊び道具はそろっていると思うので、ぜひ見学へ行った際は見てみてください。
3.まとめ
大規模(マンモス)保育園・幼稚園について解説しましたが、いかがでしたか?
子どもの人数が多ければ、大人(先生や補助の先生)の人数も多くなり、多くの目で子どもたちの安全を見守っています。
不安要素があった方にも、今回ご紹介した魅力について伝わったらいいなと思います。
人数が多くていろいろな子がいるので、時には子ども同士のトラブルが起きることもあるでしょう。
しかし先生も多くいますので、先生が見ていればすぐに解決されますし、見ていないところでも先生が解決策を練って解決に向けて動いてくれます。
もちろん担任の先生以外も一生懸命考えてくれます。
これは小規模園でも大規模園でも変わらず、安全第一で子どもたちの気持ちを大切にします。
子どもが元気に楽しく保育園や幼稚園に通ってもらうために、先生たちは日々様々なことを研究し、準備をして、毎朝笑顔で登園してきてくれることを待っています。
人数や規模が違うだけで先生たちが行っていることは小規模も大規模も共通していて、気持ちも同じです。
規模ではなく園の方針を重視し、ぜひ園見学をしてご自身に合った園を見つけてください。
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