白金小学校の学区とは？教育環境とマンション相場をまとめてチェック

最終更新日：2025年07月07日

白金小学校は、東京都内で“3大名門公立小学校”のひとつとされる、歴史と伝統を誇る小学校です。学校がある港区白金エリアは都内有数の高級住宅街として知られており、落ち着いた住環境や教育水準の高さを求める家庭から厚い支持を受けています。

この記事では、白金小学校の特徴や魅力、通学区域（学区）や越境ルール、さらに白金小学校の学区内にあるマンションの価格相場について、分かりやすく解説をします。

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１．白金小学校とは？150年の伝統と高級住宅街に育まれた名門校

「白金小学校の学区に住みたい」と考える方は少なくありません。その背景には、都内屈指の高級住宅街として知られる白金エリアならではの落ち着いた住環境や、豊かな自然、教育意識の高い家庭が集まる地域性など、子育て世代にとって魅力的な要素が揃っていることがあります。

ここでは、白金小学校の基本情報や評価されているポイントを見ていきましょう。

アクセス・立地

白金（しろかね）小学校は、東京都港区白金台一丁目に位置する公立小学校です。1876年（明治9年）の創立以来、まもなく150年を迎える歴史ある小学校として知られています。

最寄り駅は東京メトロ南北線・都営三田線の「白金台」駅で、徒歩約5分。さらに都営浅草線「高輪台」駅も徒歩圏内にあり、JR「目黒」駅や「品川」駅からもバスでアクセス可能と、交通利便性に優れた立地です。

学校は落ち着いた住宅街の中にあり、周辺には「八芳園」や「国立科学博物館附属自然教育園」といった緑豊かな施設も点在しています。都心にありながら、静かで落ち着いた学びの環境が整っているのも魅力といえます。

また、学区である白金エリアは都内屈指の高級住宅街として知られ、医師や経営者、士業、著名人など、富裕層の居住も多い地域です。保護者層の教育意識や生活水準の高さがうかがえ、こうした背景が白金小学校の人気を支える一因となっています。

名門として知られる「東京3大名門公立小学校」の一角

白金小学校は、港区内だけでなく、東京都全体でも高い人気を誇る公立小学校のひとつです。千代田区の番町小学校、港区の青南小学校と並んで「東京3大名門公立小学校」と称されており、その名は広く知られています。

「東京3大名門公立小学校」とは、都内でも特に進学実績や地域からの評価が高い公立小学校を指す呼称です。こうした“名門公立”とされる学校は、文京区の「3S1K」（誠之小・昭和小・千駄木小・窪町小）とも並び語られることが多く、中学受験を視野に入れる家庭を中心に根強い人気を誇っています。

なかでも白金小学校は、「白金小学校 → 高松中学校 → 日比谷高校 → 東京大学」という、いわゆる“王道の進学ルート”が語られることもあり、特に教育環境を重視する層からは、憧れの学区として選ばれる傾向にあります。
また、白金小学校の2025年（令和7年）時点での在籍児童数は755人と、3大名門公立小学校の中で最も多い人数となっています。

卒業後の進学先や学力水準

白金小学校は、進学や学力面でも高い評価を受けている公立小学校です。進学実績は公立校のため公式には公表されていませんが、地域の教育関係者や保護者の間では、中学受験への関心の高さや、進学塾に通う児童の多さがよく知られています。
学区内・周辺には中学受験の四大塾とされるSAPIX（白金台校）、早稲田アカデミー（高輪台校）、日能研（目黒校）、四谷大塚（白金高輪校）が揃っており、通塾しやすい立地であることも、学習環境としての魅力を高めています。

白金小学校では5・6年生を対象に「学年担任制」や「教科担任制」を導入しており、複数の教員がチームで児童を支える体制が整っています。これは、公立小学校の中では先進的な取り組みといえ、児童一人ひとりの理解度や個性に応じた指導が期待できます。
また、公立小学校としては珍しく、各学年の活動記録や日々の給食内容をホームページで頻繁に更新しており、X（旧Twitter）も運用されています。子どもの学校生活が身近に感じられるような工夫がなされており、保護者にとっても安心感のある学校といえるでしょう。

２．白金小学校の学区（校区）はどこ？

白金小学校に通わせたいと考えたとき、最初に気になるのが「どこに住めば学区内になるのか？」という点ではないでしょうか。
東京都港区では、小学校ごとに番地単位で通学区域（学区）が定められており、同じ丁目内でも番地（街区）によっては他校の学区に含まれるケースがあります。

ここでは、白金小学校の通学区域について、丁目・番地ごとに詳しく解説します。

通学区域一覧（丁目・番地まで）

白金小学校の通学区域（学区）は、港区白金・白金台の一部地域が対象となっています。
以下は、港区教育委員会が指定する最新の通学区域情報（2025年度／令和7年度時点）をもとに、丁目・番地ごとの対応を整理したものです。

白金小学校の通学区域（2025年度時点）
※年度により変更される可能性があるため、引っ越し前には必ず最新情報をご確認ください。

たとえば「白金台5丁目」に住んでいても、すべての番地が白金小学校の学区に含まれるわけではありません。
正確な学区を確認するには、住所の枝番まで含めてチェックすることが重要です。

白金小学校は越境通学できる？港区の学校選択希望制

「白金小学校に通わせたいけれど、今の住所は学区外…」という方にとって気になるのが、いわゆる“越境通学”が可能かどうかという点です。

港区では「学校選択希望制」が導入されており、区内在住の新小学1年生に限って、特定の条件下で通学区域外の学校を希望することができます。
小学校については、自宅住所がその学校の通学区域に「隣接」している場合に限り、区域外の学校を希望することが可能です。つまり、隣接する高輪台小学校や白金の丘学園の学区にお住まいの方であれば、白金小学校を選択肢に加えることができます。

ただし、学校ごとに「通学区域外からの受け入れ可能数」が定められており、希望者数がこれを上回った場合には抽選が行われます。特に人気の高い学校では、通学区域外からの希望者が多く集まるうえ、通学区域内の人口増加によって区域外からの受け入れ自体が制限されるケースもあります。白金小学校もその例外ではなく、区域外からの希望では、抽選となる可能性が高く、必ずしも入学できるとは限りません。

一方で、通学区域内に居住している場合は、必ず白金小学校に通うことができます。入学の可否を心配せずにすむ点は、学区内に住む大きなメリットです。そのため、「確実に白金小学校に通わせたい」と考えるご家庭は、早めに学区内での住まい探しを検討することをおすすめします。

次の章からは、白金小学校が学区になるマンションをご紹介していきます。

３．白金小学校学区の新築マンション事情

白金小学校の学区内で住宅購入を検討する際、「できれば新築マンションに住みたい」と考える方も多いかもしれません。しかし、住宅地として成熟した白金台・白金エリアでは、新築マンションの供給そのものが非常に限られているのが現状です。

ここでは、現在の供給状況や、今後の選択肢についてご紹介します。

学区内に、現在販売中の新築マンションはある？

2025年7月現在、白金小学校の学区内では、新築分譲マンション「ジオグランデ白金台」が販売中です。
2025年8月上旬には第4期の販売が予定されており、販売対象となる住戸は58.58㎡の2LDK間取りになります。過去の販売期では1億6,000万円～1億7,000万円台（2LDK住戸）での販売実績があり、価格水準としては白金エリアらしい高価格帯といえます。
なお、「ジオグランデ白金台」の新築販売住戸は2LDK（55.81㎡～64.91㎡）の間取りが中心となっているため、子育てファミリーにとってはややコンパクトに感じられるかもしれません。もっと広いマンションに住みたいという方は、学区内の中古マンションを検討することをおすすめします。

また、隣接する「港区立白金の丘学園」の学区内では、「ブランズ白金台五丁目」が新築分譲中です。このマンションに入居した場合、「学校選択希望制」を利用することで、白金小学校に入学できる可能性があります。ただし、先にご紹介したとおり白金小学校は非常に人気が高いため、越境通学には抽選が行われることが想定されます。

「白金小学校の学区内で、どうしても広めの新築住宅に住みたい」という方には、戸建て住宅という選択肢も考えられます。しかし、白金小学校の学区内では新築戸建ての供給は非常に限られており、実際に購入できる機会は少ないでしょう。

白金小学校の学区に住むために賃貸住宅を選ぶという方法もありますが、近年は家賃の上昇が続いており、月々の支出負担は決して小さくありません。
また、賃貸は「掛け捨て」になってしまうことから、将来的な資産形成の面では購入に比べて不利といえます。

新築物件にこだわりたい方は、白金小学校に限らず、「東京3大名門公立小学校」（番町小・青南小）や「3S1K」（誠之小・昭和小・千駄木小・窪町小）をはじめとする他の人気学区も視野に入れて検討するのがおすすめです。ただし、全国的に新築マンションの供給は減少傾向にあり、人気エリアで新築物件を見つけるのは年々難しくなっています。希望に合う住まいを見つけるには、エリアや築年数にある程度の幅をもたせて検討することが重要です。

４．白金小学校の学区にある中古マンション、価格と相場を紹介！

白金小学校の学区に住みたいと思っても、「どのマンションが通学区域に入っているのか分からない…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの章では、白金小学校が通学校となる物件をピックアップし、最新の適正価格と相場情報をご紹介します。

白金小が通学校の中古マンション一覧

白金小学校が通学校となっている中古マンションのうち、2009年以降に竣工された物件の一部をご紹介します。
※学区は年度や住戸によって異なる場合があります。購入前に必ず最新の通学区域をご確認ください。

以下の一覧では、住まいサーフィン独自の「中古適正価格（70㎡換算）」や「値上がり率」を比較できます。
実際の価格は市況によって変動するため、詳細ページで最新情報をご確認ください。

※外部への転載・引用はご遠慮ください。
※この情報は2025年7月7日時点の価格情報となります。
中古時価は市況により変動します。最新の数値を確認したい方は物件名をクリックし、物件詳細ページにてご確認ください。

※一部数値は会員限定公開となります。
（無料会員登録・ログインで数値が表示されます）

価格帯としては、70㎡あたり1億円台後半～2億円台前半が平均的な水準となっており、学区ブランドや白金という立地の希少性を反映した相場といえます。

価格は適正？割高？迷ったら「適正価格チェック」を活用しよう

中古マンションの購入を検討しているとき、「この価格は本当に妥当なのか？」「相場より高いのでは？」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

白金小学校の学区は人気エリアのひとつで、物件価格が2億円台になるケースも珍しくありません。そのため、価格が“適正かどうか”を冷静に見極めることがとても重要です。

住まいサーフィンの各物件詳細ページでは、売り出されている住戸ごとに価格査定を行っており、売出価格と比べて「割安」か「割高」かがひと目で分かるようになっています（無料会員登録が必要です）。

さらに、適正価格や値上がり率、周辺エリアの価格相場なども確認できるため、「今、買っても大丈夫？」「将来も資産性を維持できそうか？」といった判断の材料にもなります。

不安を抱えたまま購入を決めるのではなく、データを活用して、納得のいく住まい選びをしましょう。

５．プロに聞ける安心感！住まい選び・資金不安に「沖有人パーソナルコンサルサービス」

白金小学校の学区では、そもそも物件の選択肢が限られているうえに、価格も高水準で推移していることから、「この価格で中古マンションを購入しても大丈夫なのか」「新築マンションの登場を待って、しばらくは賃貸で様子を見るべきか」と悩む方も少なくありません。
住宅ローンの金利動向に加え、今後の価格上昇リスクなども考慮すると、判断がますます難しい局面にあるといえるでしょう。

金利や相場を見極めることも大切ですが、物件の資産価値、自分のライフプランとの相性まで踏まえると、プロの視点を取り入れることが大きな安心材料になります。

そんなときに活用したいのが、不動産コンサルティング歴28年の沖有人によるパーソナルコンサルサービスです。
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６．まとめ

白金小学校の学区は、都内でも屈指の高級住宅地に位置し、落ち着いた住環境やアクセスの良さに加え、教育面でも高い評価を受けています。伝統ある学校として地域に根づき、中学受験を視野に入れた家庭からの信頼も厚いことから、学区の価値は今なお根強い人気を保っています。

また、学校による情報発信の丁寧さや、学習意欲を支える指導体制など、子どもの成長を身近に感じられる環境が整っている点も魅力です。

しかし、マンション価格の高騰が続いている今、なかなか住宅購入に踏み切れないという方も多いのではないでしょうか。

住宅価格の高騰以外にも、将来の金利上昇、建築費高騰、人口減少といった不安要素は多くあります。住宅購入で後悔しないためには、やはり情報収集が重要です。

とはいえ、どうすれば良いか分からないという方も多いでしょう。
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▼田端大学 投資学部　住んで儲かる！資産を増やす不動産戦略

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